しずちゃんone

静浜基地航空祭2007

2007年5月13日、静岡県の航空自衛隊静浜基地で航空祭が行われました。

当日は、週間予報でハラハラさせられた天気もなんとか好転し、
ぼんやりしながらもそこそこの好天に恵まれ、
風が強かったもののほぼ予定通りのフライトが行われました。

昨年までの主役、T-3が完全退役、今年からはT-7が引き継ぐことに。
フライトは他基地からのリモートも含め、空自航空祭のトップを飾るのにふさわしい1日となりました。

地上ではT-3をはじめ歴代の初等練習機も展示され、基地の特長を活かした工夫がされていました。
また、T-7Jr.の命名式も行われた模様です。

今年からは滑走路南側の駐車場が抽選制となり、他の車は近くの大井川港に駐車、そこからシャトルバスという
パーク&ライド方式がとられるようになりました。最近の傾向ですね…（やはりシャトルバス待ちは混んだ模様。）

しかし、例年通り、南側からの撮影も可能で、これは大変助かりました。（＾＾）

今年のオープニングはもちろんT-7！…R/Wエンドから撮ろうとしてたら「危ないから」とのことで、排除を喰らいました。（＾＾ゞ正面から見ると大迫力なんだけどなあ。しかたないですね♪

T-7はターボプロップエンジン搭載です。非常に軽やかな印象を受けます。いいですか、レシプロじゃないですよ。プロペラ機をなんでもかんでもレシプロと思ってるそこのアナタ！ターボプロップとレシプロはじぇえんじぇん違います。なにが違うって？難しいことは知りません。（笑）

一機ブレイク！T-7はT-3と逆のパターンで、機体下面が赤、上面が白となっています。

やっぱり1世代新しいだけあって性能も良いように見えます。操縦する側としてはどうなのでしょう。なんかプロペラも小さいよね…

今年からすっかり主役になったT-7ですが、航空祭で初めて一般の前で飛んだのは、実は静浜でも防府北でもありません。遙か昔2002年まで遡ります。岐阜基地航空祭にて、T-3と一緒に姿を現しました。「新初等練習機」と呼ばれていた（プログラムの修正テープを透かしてみたらT-7って書いてあったけど・笑）当時、試験飛行として航空祭の展示飛行の合間に離陸、しばらくしてT-3と一緒に戻って来るという演出が行われました。そういえば岐阜でT-7が展示されたのはあの時が最初で最後だなあ。そういやあの頃、岐阜は「試験飛行」名目で新型機を見せてくれるのが他にもありましたっけ。99年のXF-2とか。来年辺りはC-XとかP-Xとかごにょごにょ…

編隊の方はまた変わったことを見せてくれます。一度ブレイク、360ターンする間に再びジョインナップ。空中集合とかはパイロット教育の中にも必ずあるんでしょうね。そうですここは初等練習機基地、基本をキッチリ見せてくれます。

主翼が光るのって好きだなあ。

ついでにソロになってた4番機も再びジョインナップ♪おかえりなさい♪

お疲れさまっしたー！

さて、しばらくリモート組が続きます。お隣浜松からT-4登場！

数年前までは航過だけでしたが、ここ最近は気合いの入った機動飛行を見せてくれます。時速約800キロで高速パス！

トレイルもバッチリ決まってて気持ちがいいですね♪

リモートと言えば航過だけってのがそれまでの常識でしたけど、いつからでしょう、こんな事になってしまったのは。02年でしょうか、岐阜ADTWのF-2Bがとんでもない高機動飛行を披露してしまい、リモートの常識をぶち壊してしまいました。その後はもう。刺激されたのかT-4も高機動を始めるは、味を占めたか静浜基地もF-16デモチームを呼んじゃうわ、翌年にはF-15までも高機動しちゃうわでそりゃもう大変なことに。見てる側はとっても楽しくなりました。ナイス、ご近所さん。（笑）