築城基地航空祭2002
2002年12月15日、福岡県の航空自衛隊築城基地で行われた航空祭です。
当日はこの上ないような好天に恵まれ、2002シーズンを締めくくるにピッタリな舞台になりました。
当日は朝早くから地元第6航空団機が元気いっぱいに飛び回り、2002シーズン曇天に悩まされ
続けたTAC部隊のエアショーを最後の最後で大いに盛り上げました。
今となってはここでしか見ることの出来ないF-1のAGGはとてもすばらしく、
4機のF-1が次々と間を空けずに「攻撃」をしかけ、F-2に負けない迫力の
デモを見せつけました。高度は低く、速度は速く、かなり迫力のあるデモ、
F-1部隊の気合いが大いに感じられ、今年最高のAGGと言える内容でした。
さすが支援戦闘部隊、やはり専門部隊のAGGは格が違います。
エアロックエアロバティックチームはロックさんのソロで行われましたが、
真っ青な空にとても綺麗なアクロバット飛行でした。
F-16デモチームもF-16の性能を最大限に見せつけました。
地元304TFSのF-15の機動飛行、見せ方のうまさに拍手です。
ファンブレイクで観客に背中を思い切り見せつつ観客上空を通過したり、
脚ダウンのままのハイレートクライムなど、見所いっぱいです。
一瞬エンジンからF-111のトーチングのような大きな炎が出たり、予定外の「迫力」までありました。
リカバリーなどもカチッとこぎみよく動くような、操縦が凄く丁寧な印象のすばらしい機動飛行でした。
そしてブルーインパルス。実に2年7ヶ月ぶりとなる6機での第1区分フルショー、見せてくれました!
5機でのレインフォールやワイドトゥデルタループ、キューピッド、そしてスタークロス。
今シーズン最後の最後に、まさに完璧なアクロバットを披露し、今シーズンを締めくくりました。
天気もよく、最高の築城航空祭、少しずつレポしましょう。
まずは、地上展示等から。順番は時系列ではなくなりますが、お許しを。
今年の築城で最初に見たのがこれ・・・(^^;)
ハリアープラスが来ていました。かっちょいい。
今回も来ていました、VMFA-252のF/A-18D
301Sqからはシャークティース付きのF-4EJ改です。
T-2、見れる機会がどんどん減っています。
格納庫内で逆光にてらされるF-1。かっこよかった・・・
さて、ブルーの4番機ですが。よく見てくださいね、翼下には燃料タンク搭載用のパイロンを付けたままです。松島〜築城間の移動に増槽を搭載してきたのでしょう。
さて、飛行展示の合間に行われた航空学生のドリル演技です。きっちりと決められ、ものすごくかっこいいんです。私、これ大好きです。
祝砲を撃つ航空学生。ホント、きっちりでものすごくかっこいいですよ。一見の価値ありです。
さて、ちょっと順番がくるいまして、最後まで飛んじゃいますが・・・地上の画像だけでは我慢できないみなさんにプレゼント。
6機第1区分のブルーインパルスです。その中でも一番印象深いのがこの課目でしょう。
実に久しぶりのスタークロスです。むー、デジカメでも撮りきれない巨大な星。青い空に綺麗でした。
そして観客が見守る中、今シーズン最後の課目ローリングコンバットピッチで着陸です。
他の展示飛行、ブルーインパルスの画像は、次ページ以降で順次お伝えします。
さて、演技を終えたブルーの機体には早速増槽が取り付けられます。これもツートンカラー。
格納庫内の展示場には零戦搭載の機銃が展示されていました。綺麗なもんです。
そしてこちらはF-1搭載の機銃、M-61A1です。
格納庫裏にはF-15が空対空フル装備で展示されていました。他、コックピット公開も行われていました。
このとおり。AAM-3×4、AIM-7F×4です。これぞ世界最強の制空戦闘機。
基地内保存機展示場のF-86F。
同じくF-86Dです。わんこ。
40周年?のF-1も展示保存されていました。空自40周年は黄色い垂直尾翼でしたよね?
そしてひっそりと置かれていた、築城でのF-4EJ任務終了記念の石碑です。
さて、次回からは飛行展示編をお伝えします。つづく