AviationNation 2007

11月10日〜11日、アメリカ・ネバダ州のラスベガス近郊、
ネリス空軍基地でエアショーが行われました。

私にとって海外エアショースタートの地、ネリスにまた行けてすっごい嬉しいです。ここ大好きなんだ。

天候の安定したネバダの砂漠に立地するネリス空軍基地、
今回も快晴の1日目、薄曇り時々晴の2日目と、
安定した穏やかなエアショー日和となりました。

今年はアメリカ空軍創設60周年にあたり、今回のエアショーはそれを記念する内容で、
第一次世界大戦以前、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、現代…と、
アメリカ陸軍航空隊、アメリカ空軍が辿った歴史を実機の飛行をもって演出する大規模な物となりました。

お馴染みのP-51やB-25、F-86などはもちろんのこと、零戦やMig-15など“敵機”も登場、
熾烈な戦いが繰り広げられた歴史の重みを感じさせる内容でした。

現代の航空戦力ではF-22やプレデターなどが実際に飛行を行い、アメリカ空軍の力を見せつけられた思いです。

ご存知の通りネリスはサンダーバーズの本拠地でもあり、今シーズンのホームカミングショートもなりました。
また、ネリスは「ファイターパイロットの聖地」と呼ばれることもあり、それを伺わせる展示機もいくつかみられました。
ファイターウェポン所属機やアグレッサー部隊の機体、直前まで行われていた大規模演習レッドフラッグに参加していた
海外の戦闘機(オランダのF-16、しかもミグキラー!)や、UAEのF-16ブロック60など、とんでもないものも見られました。

とにかく充実のネリスエアショー、さっそく写真で見ていきましょう。

 


今年も入場はお馴染みのラスベガスモータースピードウェー(笑)からのシャトルバスにて。入ってすぐのところに1000本の星条旗が。過去、現在、未来の米空軍人に捧げます。

アメリカ軍ってかっこつけるのがうまいですよね。

腹をくぐって入場〜!さあ、私の海外エアショースタートの地、このネリスへ再び戻って来ました!(^-^)

あれ?なんか古い飛行機が。今年はアメリカ空軍創設60周年記念エアショーです、古い世代の飛行機も勢揃い♪っていつの年もだいたい見られますけどね♪

よくみると日の丸な戦闘機も。ご存知、零戦です。この手の零戦は他の飛行機が化けてる偽物と相場が決まっているのですが…おやおやおやー!?見たところ…本物だぞ!?はい、教えて頂いた話ですが、これ、ちょっと前に航空雑誌でも取り上げられてたアレっぽいです。墜落機を元にロシアで復元したというあれ。つまり、なりすましゼロとは比べようもないほど“本物”な零戦なワケです。オリジナルの栄エンジンを積んだ零戦もいつかは見てみたいものです。

華やかな雰囲気です。ふるめかしい飛行機もいっぱい。それにしてもナイスな天気だよな!

大型機もふるいふるーい。

お。なんかデブで可愛いぞ!アホっぽいコメントが続いてる理由は聞かないでね。「おそらく機種名がわからないんだろう」とか、そういうナイスな想像はしてもらってもOKです。たぶん当たりです。

F-86とか。この辺になるとだんだん分かってくるな。

背景に煙がモクモクしてるのは、ピッツが2機でアクロやってるからです。正式にエアショーが始まる前からお馴染みショーンDタッカー氏とエド・ハミル氏が元気なアクロを見せています。どっちも好きだな。

なんかブルーズ塗装の…T-33に見える。きっと、違うぞ!と怒られるんだろうな。(笑)

T-37!?とT-38!

これはしってる!F-104でしょ!!センチュリーシリーズもアメリカ空軍の歴史の1ページですもんね。あんまり西海岸側でのエアショーには出てきませんけれども。

うおー。かっちょいいー。サンダーバーズ。塗装のT-38です。こういうの民間籍で飛んでたりするの。アメリカって変。

うおーっとファントムだ!これまた貴重な機種になりつつあります。ネリスでエアショーが行われていた週末、遙か極東の島国ではこいつが国土全体の防空をしていましたとさ。

エアショー!!って雰囲気が最高ですね!サンダーバーズの6機の背景を複葉機が離陸します。今回のエアショーは時代に沿った飛行展示、まずは第一次世界大戦頃の航空機からスタートです。

ところで、今回はバーズは6機だけならんでいました。だいたいバーズは予備機2機を連れて8機で展開、フライト前に2機をエンドに移動させるというパターンが多いのですがここはバーズの本拠地、何をやらかすかは分かりません。(笑)

WAレター付きの青いF-15発見!ここネリスにはもともとF-16でレッドフラッグを支援するアグレッサー部隊が所在していましたが、一昨年あたりにこのF-15で新たに65AGRSを編成、今に至っています。昨年のマーチエアショーでたまたま見かけて度肝をぬかれた事を思い出します。

アグレッサーに赤いは万国共通?いえ、ロシア軍はそれが自国ですけどね。機体の前でお店を開いていました。飛行教導隊とよく似たどくろパッチもありました。買ってきたぞ。これを日本で付けてたら、知ったかぶりなマニアに「業者から買った偽物だろ!」って言われそうな感じです。言われてみたいな。(笑)

もちろんF-16の部隊もいますよ♪こっちもかっこいいなあ。

あれ?なんかごてごてなF-16が…。

見慣れない国籍表示、見慣れない塗装、見慣れないごつごつ。

いろんなものがいっぱいついています。ピトー管がありません。

やたらとセンサーやらアンテナの類も多いです。何者…!

はい、ご存知、F-16の最新版、ブロック60です。アメリカ出身UAE空軍部屋。なんか、ブロック数でいうよりももっと大幅な発展を遂げているように感じるんですけど…。

知らね。

E-3だよね!

・・・。だれ;


ちらっと見て回っただけですでに食傷しそうな勢い!まだまだ地上も半分ぐらい残っています!

さあネリスエアショーはじまりますよ!

つづく


かえる