ARCTIC THUNDER 2006

8月12日から13日、北極圏にほど近いアメリカ・アラスカ州のエレメンドルフ空軍基地でエアショーが行なわれました。
エアショーの名前も“ARCTIC THUNDER-北極の雷-”と、北極を意識した名前になっています。

エレメンドルフ空軍基地は、日本から一番近いアメリカ、アラスカの玄関口アンカレッジ市に位置し、そこそこ行きやすい場所にあります。
北へ数百キロで北極圏に入る場所にあるものの、日本の三沢や嘉手納と同じくPACAFに所属しています。
来年にはF-22が配備されることでも有名な基地ですね。
さすがに行きやすい場所にあるためか、個人旅行で訪れている日本人も数多く見かけました。
朝の駐車場から基地までのシャトルバスや帰りの路線バスでも数人の方とご一緒(同じ車両ってだけね;)でした。

当日は極地に近いイメージ通り、小雨も混じるどんよりと曇った天候、そして8月とは思えない肌寒い一日となりましたが、
予定されていたフライトは時間を調整しつつほぼ予定通り実施され、雰囲気抜群の北極エアショーとなりました。

今回は海軍のブルーエンジェルズが参加、1日目は曇り空ではあるもののハイショー、2日目はローショーを披露しました。
また、アラスカ・ジョイントフォース・デモンストレーションという空陸一体の大規模な模擬戦も展開され、アラスカ部隊を上げての総力戦となりました。

他にも、各空軍機種のデモフライト(F-16は三沢から参加)、民間アクロなどが行なわれ、充実したショーとなりました。
そして、来年から配備されるF-22も地上と空でその存在感を見せつけ、
特に飛行では「フライバイ」の名の下にやりたい放題の元気いっぱいの姿を見せてくれました。

北極圏のエアショーにふさわしい、ちょっと暗めな空の大迫力エアショー、またたっぷり写真で見ましょう。


今回はまず地上から。

北国らしく、針葉樹が背景に生えています。C-5はでかいなあ。

格納庫内ではこんなでっかい爆弾とかありました!他にもたくさんありましたよ。

ときどき見かける「AK」レターはここの住人。アラスカ州のことですね。

格納庫内の戦闘機って大好きなんですってば; $8でコクピットに座って記念撮影ができました。

あれ、E-3もいたんですね。>知らなかったやつ

UH-60はありとあらゆる部分を開けっぴろげて展示です。

なんか海上保安庁。じゃなくて沿岸警備隊。

こっちもね。UH-60です。派手だなあ。あ。その向こうにいるのは…

F-22でしたー。すっかりお馴染みとなりました。アラスカって前は独立した組織だったよね。それがいつの間にやらPACAFの管轄になりー。来年にはF-22配備。PACAFにラプターかー。三沢航空祭で展示される日も近い!?そういえばハワイANGにも配備されますもんね。太平洋地域にはラプターがうじゃうじゃ。一気に珍しさのアドバンテージが値崩れする恐れあり。(笑)

んー。日本で展示されたら人垣が5重にも6重にもできそうですが、ここではこんな感じ。グッズをあさってるのもほとんど日本人…;

でました爆弾オンパレード。

あー!やっぱりストライクイーグルって良いなあ!実はAKレターのストライクイーグルは初めて見たかも!もちろんロープなし。触り放題。下にもぐりこんだり〜。頭ぶつけたりして。この機体にキルマーク追加です。(笑)

この重武装で展示。反対側もまた違う凄い武装状態でしたよ。それもいいけど、コックピットに注目してください!HUDがめちゃくちゃでかいんですね。うへぇ。

アラスカにはA-10もいるんですね。実は初めて知りました。

エレメンドルフにはもちろん、F-15Cの部隊もいますよ。コックピット公開も1家族しか並んでません…。逆にこうだと見ようと思わないんだから不思議です。(笑) 日本だとアトラクション60分待ちのディズニーランド並なのになあ。

どこのエアショーでもなんかこういうのやってるよね。これなんだろう??アメリカのエアショーに詳しい方、ぜひご教示ください。

AKのF-16。同じくアラスカのイールソン空軍基地に住んでいます。のはずです。違ったっけ?アラスカの航空団って、たしか少し前まで独立部隊でしたよね??それが太平洋空軍の管轄になりー。

さすがにカナダにも近いだけあり、カナダ軍からも来ていました。それはいいけど、この椰子の木のキルマークってなんなんだろ。椰子からなーてぇら♪(懐)

複座機も来てましたよ。(^^)

アラスカエアカーゴって書いてあります。アラスカは州内の交通の便が非常に悪いため、飛行機が大活躍。あちこちに小型機の飛行場がありました。それどころか水上にもたくさん。そしてこんな古いのも飛んでたりするんですね。てか、機首のメードインジャパンってノーズアートはなんなんですか;

ほらね、アラスカエアラインズ。だってさ。こういう小さいのがたくさんいるんです。他にもたくさん展示されていましたよ。

そして今回はなんと、ロシアの古典機も出てきました。だいたい11。約11。じゃなくて、YAK 11

T-6さんはカナダ塗装。変なのー。(こらこら)

今回はブルーズ参加!あー、ビックリしたのがですね。ブルーズの前でもぜぇんぜん場所取りどころか人垣もないんですね。うん。また日本との比較ですけど、これにはびっくり。エンジンスタートしても、正面はほとんどいませんでした。(会場端にいて横から見れたせいもあるんだけど)ある意味寂しい…

午前中はこのとおり雨がのこり地面もべちゃべちゃ。大丈夫かなーと思いましたが、午後にはそこそこ雲も高くなり、1日目はハイショーを披露してくれました。(^^)

雨にぬれた列線ってのもなかなか雰囲気がありますね。

ブルーエンジェルズでーす。あそうそう、どこで思い違いしたんだか、ブルーズの18って空中給油装置がなくて海外展開能力がないと、勝手に、勝手に、勝手に思い込んでいましたが、火曜日の現地新聞に空中給油を受けながら帰っていくブルーズがばっちり写真で載っていました。(^^;)そうだよねー、どうやってオランダまで行ったんだろうって不思議に思ってたんだもん。どこでカンチガイしたんだか。前ってそうじゃなかったっけ?

あ。四角い飛行機見っけ。

パトカーには見えません。日本だと族車かアホ車かバカ車か、そういう類です。だいたいバカっぽい兄ちゃんが自慢げに乗ってたりします。

あー。ステアマンさんでウィングウォークとかやってたなあ。

アラスカ。こんな飛行機もたくさんいます。

北極が近いんだよー!アラスカなんだよー!寒いんだよー!見てよこれ、みんな真冬の服装です。8月なんですけど…。日本の11月下旬という感じの気温でした。

あー見たことのあるF-16があ。

一日目、最後には青空も覗きました。(^^)


北極らしいといえば北極らしい雰囲気抜群のエレメンドルフエアショー、フライトもおもしろいですよ!

つづく。


かえる