Aviation Nation 2019
- Nellis AFB Air Show -

さあ、いよいよです、この瞬間のために頑張ってきたんだ!
しっかり見るよ!撮るよ!!


サンダーバーズのショー前、いつものように列線の前で新入隊員の宣誓式のようなものが行われ、いよいよサンダーバーズが滑走路に入りました!

私、もうドキドキ。

時間は14:25、若干早まっています。スモークチェックと同時に離陸滑走が始まりました。

飛んだー!!サンライズマウンテンからサンダーバーズを見る、その悲願が、ついに実現した瞬間です!

凄い角度で駆け上がっていくF-16編隊。ちょうど10年前にBlock32からパワフルなBlock52に転換し、離陸後そのまま編隊ループをしてしまいます。

ネバダの山をバックに5番機登場。離陸後すぐに脚をしまい、素早くロールしています。

6番機は力任せに急上昇。

来たーっっ!!目線の仕方駆け抜けてくるサンダーバーズ!ちょうど10年前、岐阜の権現山に登りブルーインパルスを俯瞰した時の衝撃を思い出しました。

駆け上がってきます。これこれ、これ見たかったんだよお!!

ブルーインパルスでいうところのチェンジオーバーターンのような機動をするサンダーバーズ編隊です。

名物、ネリスタワーの近くでソロがクロス!!

さすがにこの距離でソロを発見するのは難しく、何課目か撮り逃してしまったのは課題ですね。

引いて見るとこんな雄大な景色です。砂漠に、ネリスに、サンダーバーズが躍動します。

みんなが大好きラスベガスモータースピードウェイをバックに飛ぶサンダーバーズ。この駐車場を巡って幾多の悲喜こもごもの物語が展開されましたっけ。15年前、初めて来たとき、初めての海外エアショーで、レンタカーは使わずバス停からここまで歩いたよ…遠かったよ…そんなことを思い出します。

かっこいいなあ。サンダーバーズ、いいなあ。

サンダーバーズが目の前で踊ってる。たまりません。ハイショーを見るのは何年ぶりかな?

ソロのカリプソも。カリプソって変な言葉だよね。

来たー!!背後から編隊来た!!

自分の真横を通り抜け、基地に向かってダイブしていきます!!見たかった光景、夢にまで見た光景が、今まさに目の前に!市街地上空を飛ぶサンダーバーズのこんな姿を、上から撮れるなんて。

ちゃんと録画ボタンを押していることも何度も確認し、一大スペクタクルに息をのむ瞬間です。

こう撮ると普通のアクロw 飛行空域が飛行場と山の間なので、意外に近いです。

クロス!!ところで、見てのとおり少しモヤっとしています。下から見て快晴でも、上から見るとモヤっとしているのはよくあることです。

また、砂漠を駆け抜けていきます。ところで4番機が複座ですね。タンクついてるし。サンダーバーズではときどき見かける光景です。燃料タンクを付けても編隊に混じって普通にアクロができるとか、F-16の余裕は凄いなあ。

課目はご存じトレイルtoダイアモンドロール。後半、編隊に見とれる観衆はソロのスニークパスに襲われることになります。山の上からもなんとか撮りましたが、凄いスピードと低高度であまりちゃんと映らなかったです。

目の前を駆け抜けていったダイアモンド。各パイロットさんが1番機を凝視しているのまで見えます。あっちから、私たちも見えたかな?

ソロ、激しく360ターン!!

5機編隊が密集して基地へ突進していきます。

ラインアブレストでループを開始。ラインアブレストって好きだなあ。

頂点に差し掛かる前に1機分かれます!

編隊はダイアモンドへ隊形変改しています。この後、別れたソロと編隊はそれぞれループ完了時にクロスします。

この課目もずっと前からやっていましたが、スモークを出すタイミングとループの形を少し変えたようです。

で、出来上がるのが、これ。なんとハートです。サンダーバーズがハートを描いた。いつ、どのタイミングで、これが出来ることに誰が気づいたのかな?いつからやってるのかな?

サンダーバーズやブルーエンジェルズはスモークが薄い印象でしたが、少し見ない間に変わったのでしょうか。ずいぶんしっかりと残るスモークになっていました。

編隊はいよいよ全機勢揃いへと。ラスベガスの街をバックに飛ぶサンダーバーズ。夢にまで見た光景。だいぶモヤっとしてるけど、もうそんなことどうでもいいです。

私の海外エアショー心の原風景、ネリスの中のサンダーバーズ。

トリミングしすぎでぼやぼやです(笑)でも4Kのおかげでこの程度見えるんですよ(^ー^;

いよいよ一番狙っていたシーンが来ました!背後から突っ込んでくるサンダーバーズ!フレンチマンマウンテンとサンライズマウンテンの間から捻りこんできます!

うわおーーーーーっっっっ!!目線の高さ、自分のすぐ横をサンダーバーズ編隊がああああ!!!!うわああああああ!!!!!!!

かっこよすぎます…世界最高です…

基地に向かってダイブ!どんどん高度を落としていきます!

そして、ブレイク!大きく散開です。

これも以前はやっていなかった課目ですね。ブルーインパルスでいうところのサンライズをサンライズマウンテンから。サンダーバーズでは何て呼んでるんでしょうね。

ショーはクライマックスです。会場ではGod bless Americaが流れていることでしょう、あれ、アメリカの「故郷」ですよね。うさぎ美味しあの山です。

ばらばらになった4機はその後、見事にクロスします。

クロスした4機は一気にジョインナップ。F-16のバカぢからと、サンダーバーズの技量を見せつけられる瞬間です。

これでショーは終わりへと向かうのですが…

今回はホームのせいか、いくつかサービス課目をやっていました。本来ローショーで行うエシュロンでのバナナパス。この後、ソロがスニークパスやっています。

そしてショーはいよいよラストです。6機編隊から大きく散開し、大団円を迎えました。サンライズマウンテンからサンダーバーズを見る。長年の悲願が、最高の天候のもと、最高のショー内容で、かないました。幸せです。

とにかくこの動画、見てください。上から見る世界最高のアクロバット飛行、凄い光景です。長年の悲願がかなって、とても幸せです。

着陸するサンダーバーズ。地上付近はすっかり煙でもくもくです。右上の方、駐車場へのシャトルバスがすでに人の行列ができ始めています。さあ、私たちも日没までに下山しなくてはなりません。

ほんの少しだけ、今日の一日の感慨と達成感にふけり、すぐに下山準備に入りました。15:15、下山開始です。

さあ、降りますよ!もと来たルートを引き返します。ウニにもお別れです。帰国後に教えていただいたところ、これが自生しているのはマニアにとっては垂涎の光景だそうです。このサイズでも20年近くいきているのではないか、とのことでした。雨もほとんど降らない不毛の地ですから。これ、たくさんあったよ。間違ってひとつ踏んじゃったんですが、くしゃって潰れました。中は空洞。とても大きな罪悪感が…

この荒れ山を歩くと、来た時の自分たちの足跡が残っていました。ほとんど雨も降らないこの場所、しばらくあの足跡は残るのでしょうか。

帰りは怖い岩場の尾根ルートは避け、当初予定していた勾配率50%ルートで降りることに。あんな怖いところを通るぐらいなら、お尻をついて滑りながらでも50%ルートを降りるぞ、との覚悟でしたが…その地点を上から撮った写真。勾配はわかりにくいけど、結構な急坂です。が、しかし。このごつごつの岩場。お尻で滑ることはできません、お尻が破れます(笑)

まあ、結局、ごつごつの岩のおかげで、足元を選べば急こう配も普通に歩いて降りることが出来ました。

一時的に復帰した尾根ルート。凄い光景。よく来たなあ。サンライズマウンテンが日没に向かっています。

そして、下まで降りてきました。ここで16時。ここからは比較的緩い道を、街まで歩いて行きます。

来た時のルートではなく、当初考えていた近道ルートを通ることにしました。GoogleMAPでは、こっちがちゃんと道として表示されているのです。

が、とても恐ろしい目に遭いました。。。

例の射撃訓練場。土曜日なのに朝からパンパカ撃ってたのはずっと聞こえていたのですが、この時間になってもまだ鳴りやまず。

まあ、入れないならちゃんと行き止まりになっているだろうという見込みで行ったのですが…一向に行き止まりにならず、やがてすぐそこの丘の上に人型の標的が…足元には撃ち抜かれた使い古しの標的がいくつも転がっている…

これは本気でまずいのではなかろうか。
まあ、この辺まで来ると浅いとはいえ谷状になっているので丘に上がらない限りは流れ弾に当たることはありえないけど、生きた心地がしないとはまさにこのことでした。

恐怖心から来る幻聴か、銃声に交じって跳弾のような、はたまた弾が飛んでいく風切音のようなものが聞こえたような聞こえなかったような。
びくびくしながら谷を進む私とやっそさん。がさがさっと野兎が飛び出した。

そしてとうとう、有刺鉄線が目の前に。有刺鉄線の向こうには何か標識がたくさん。あれは標的か?うあ、、、ここまで来てこれか。。。もう町が目の前に見えてるのに。ここまででも充分恐怖エリアだったのに、この先はいよいよ立ち入り禁止区域か…だけど引き返すにはもう遅いです。暗くなりかけている。どうする。

本気で萎えた私に、「はい、甘いもの食べると元気でるよ」と羊羹をくれたやっそさんは鷹揚であります。

さて、気を取り直して。よく見ると有刺鉄線の向こうの標識は、何やら書いてあります。お。え。

もしかして、この有刺鉄線、山の上側からではなく、下側からの進入を防ぐためのものでは?
え、そうだよね。。。確かに、人は充分通れるスペースを確保してある。

ということで、その標識をよくよく確認すると、英語となんかよくわからない言葉で、「この先、車両進入禁止。火器使用中」の文字。

なんとこの先が危険地帯なのではなく、いま歩いてきたところが車両にとっての危険地帯だったのです。。。
人は禁止されてないし、監視員も立っていなかったぐらいだから大丈夫なんだろうけど、冗談じゃありません、ほんとに死ぬかと思いました。

警察!監視員立てておきなさいよ!Google先生!ここを道として表示するの、やめてくださいよ!!

もう、「うわはー!!やべえー!!逃げろー!!」てんで、そこから一目散に町に向かって早足です!!

早足で抜けてきた山からのルート。もうすっかり暗くなっています。時間は4時40分ぐらい。怖かったけど近道したおかげでずいぶん早く降りてきました。

黄昏の街に夕日が沈みます。日没を過ぎました。凄く綺麗な群青色のネリスの夕空を見ながらバス停へ向かいます。

そして17時2分。ついに、帰りのバス停に到着です!

ついに、ついに念願を果たした充足感と恐怖エリアを抜けてきた心のごちゃごちゃで、このころはもうなんかぐちゃぐちゃになっていました。
このサハラエクスプレスのバス停が輝いて見えたわ。お疲れ様でしたあーーーっっ!!

バスは17時19分に来る予定です。いいタイミングです。帰りは山の上から2時間弱で降りてきましたよ。

本日の歩行距離、約18km。よく頑張りました。ミッションコンプリートです!さあ、帰ろう!!

バスに約1時間乗り、戻ってきたよラスベガス。ストラトスフィアタワーが輝いていたわ。

この日は歩き回ったけど意外に元気で、晩御飯を食べにお隣のホテルまで歩いて行ってしまったわ。
本日の総歩行距離、約20キロ。うん。でも、元気だったな。やっぱり楽しかったから疲れを感じなかったのかな。

さあ、明日もエアショーがありますが、私たちはこれで撤収です。一発勝負でした。

翌朝。空港へ戻るバスにて。ラスベガスコンベンションセンターです。約20年前、初めての海外旅行で来た場所です。私の原点。当時、ここの外のベンチに疲れ顔で座っている私を父が遠くから撮っていました。

あれから77回も海外旅行したよ。初めての海外旅行、その4年後の初めての海外エアショー、そんな初めてづくしのラスベガスに、経験を積んだ自分が戻ってきた。そんな変な感傷も。今後もラスベガスは好きな街のひとつとしてずっと心に残ることでしょう。

日曜日のサンライズマウンテンの夜明けです。さよならサンライズマウンテン。これまで何度もしつこく話題にしてきた山。わたくし、今回で成仏したというか、満足しました(笑)

はい、朝早く空港へ戻ってきました。こんなパネルが。ネリス空軍基地の名前の由来になっている、Nellisさんの紹介パネルです。

おお、ラスベガス。今回はぜんぜん街で遊ばなかったね。さよならラスベガス。また来よう。

帰りも黄色で帰りまーす。

このあと、ロサンゼルス経由で成田へと帰国しました。

成田に着いたらこんなのが隣にいた。成田空港からも急いで電車に乗る予定でしたが、到着が若干遅れたのでどうせもう間に合いません。のんびり写真撮ってます。

そんなこんなで自宅に帰りついたのは火曜日の午前0:20過ぎ。よく頑張りました。

ほんとにほんとに、おつかれさまでしたー!!

おまけ。

他の方が基地内から撮った動画に私たちを発見ですw ワタクシ、この方の動画に登場したのは春先のブルーズにつづき今年2回目だなあ。


はい、ということで、ついに長年の悲願をついに達成することができ、万感の思いです。
サンダーバーズを上から見る、素晴らしい体験をすることが出来ました。

綿密に練った計画で、やり直しの効かない一発勝負を仕留めることができたこと、神様に感謝です。

そして、旅に同行してくれたやっそさんに感謝。ありがとうございました。

 

まとめです。

はい、サンライズマウンテン登り、あまりお勧めしません…結構大変です(笑)
基地まで距離が4キロほどありますので、動画なら絵になりますが写真ではとても苦しいと思います。

それでももし行ってみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひこのレポと、やっそさんのブログを参考になさってください。
そしてもし行くとしても、絶対に射撃エリアの横は通らないことをお勧めします。本当に生きた心地がしませんでした。
もし私もまた行くとしても、ここは絶対通りません。。。

あと、1番重要なことです。
ネリスはサンダーバーズの所在基地ですが、サンダーバーズは普段ネリス上空では訓練していませんので、サンライズマウンテンにいつ行っても見られるというものではありません。2年に一回のエアショーが唯一のチャンスとなるでしょう。次回はおそらく2021年。
(春先に認証を取るためのフライトがあるようですが日程がわかりません)

そういったことも勘案の上、もし行かれるようでしたが、充分な調査と余裕を持った計画をしっかり立てて、いってらっしゃい!

 

最後に、思い出の一枚を。


かえる