岐阜基地航空祭2000
2000年10月15日に岐阜基地で行われた航空祭です。
当日は今にも泣き出しそうな空でしたが、
天候も何とか持ち、楽しい一日となりました。
午前中の飛実団の飛行が少し縮小されたモノの、
他の飛行はとても充実したモノでした。
ロック岩崎さんの晴れ男伝説もまた一つ増えた感じです、
AIRockのショー時間には曇り空に薄日が射しました。
午後からのOH-1の展示飛行は、「凄い!」の一言に尽きます。
もの凄く運動性のよい機体で、ダイナミックで破天荒なフライトを見せてくれました。
凄いヘリコプタです。ここまで凄いヘリの飛行ははじめてみました。
今日のメインの感のあるXF-2のフライトに関しても、
文句無く大満足の高機動飛行でした。
A/Bの轟音を響かせながら、離陸直後の8の字旋回や凄い角度のハイレイトクライム、
タッチ&ゴー、模擬対地射爆撃や、極低速でT-3と編隊を組んだまま360度旋回するなど、
度肝を抜かれるフライトを見せてくれました。とにかく、すんごいの。
こういう言い方もなんですが、F-15より凄かったです・・・F-2、恐るべし!


地上展示兼飛行展示用のXF-2・1号機。他の3機はIRAN中。

オープニングは恒例のF-15ハイレイトクライムから。天気がちょっと気になるなぁ。でも、大丈夫そう。天気に感謝。

T-3も元気に離陸します。

F-4がすぐに大迫力の模擬対地射爆撃!!近い!低い!!怖い!!!

T-2も負けじとAGG!

先に離陸したF-15が進入、もう一機が離陸するのを見守ります。
飛実団ならではの試験飛行用の離陸。XF-2の試験の初期によく見られました。

これも恒例!F-15&T-3です。F-15はギアダウン。

もう一機はベイパーを曳いて急旋回。このときはまだF-15の機動飛行にかなうモノ無しと思ってました・・・

T-2と編隊を組んでいたF-4が上へ離脱します。過去にはT-33とF-4でやってたっけ・・・

KV-107での救難展示も今となっては貴重ですね。

さあ、AIRockエアロバティックチームのショーの開始です!岐阜航空祭初登場!ロック岩崎さんは、とんでもない晴れ男、ロックさんが来る航空祭は必ずフライトができる天気が確保されます!今日も、ロックさんが飛ぶ時間には、それまで今にも降りそうだった空に、薄日まで射してきました。

ピッツS2-Cです!私はS2-Cは、はじめてみました。塗装は上面はS2-Bと同じようです(?)尾翼の形が微妙に違います。

さてさて、つづいてADTWの展示飛行です。曇天のため参加機数は随分減っていました。C-1の離陸です。

岐阜基地航空祭でF-15の編隊離陸は珍しいです。

・・・異機種大編隊・・・今年はこれだけ・・・です・・・。予行の時は、
F-4x2もいたのですが、天気のせいでしょうかねぇ?

アローヘッド?今までにない隊形です・・・ね。い、いや、C-1とF-15の
あいだに、2機づつのF-4とT-2を入れれば・・・ほら、去年までと同じ隊形。

F-15の機動飛行もあわせておこなわれます。

C-1が後ろのハッチを開いた極低速で飛行します。それと編隊を組むT-4もかなりの低速性能の良さを見せてくれました。

C-1がもの凄い低空からコンバットピッチ!この機体がこんな角度でバンクしちゃうんです。
がんばれえー!と声をかけたくなるようなコンバットピッチでした。

F-15にAAM-3。最近では特に珍しい組み合わせでもないですが、その下に付いてるTERは・・・

ここからOH-1の展示飛行!純国産のヘリです!試作1号機ですよ。静かなエンジン音でシャープに動きます。

高速で進入してきて、上昇にうつり・・・

どんどん機首をあげます!

垂直上昇中にハーフロールをうちます。

上昇が止まる直前に機首を突っ込みます。

機首が水平線から45゚くらい切り込んだところでもう一度ハーフロールをうちます。背面降下になったところで機首を引き上げます。

真下向いてる・・・

これがOH-1の必殺「ピレネ・スプリット(サンテックスピレニアンスピリット)」です!すごーいっっ!!


つづく
さて、次回に続きます!

かえる