小牧基地航空祭 2011

10月23日、愛知県の航空自衛隊小牧基地で恒例の航空祭が開催されました。

当日はなんとお隣さんである浜松基地と同日開催、残念ながらどちらにもブルーインパルスの参加はなかったものの、
それぞれに見所のある両基地の航空祭ということで、どっちに行こうか迷った人も多かったはず。

天候は晴れ間が出たりもくもく雲が出たりの微妙なものでしたが今年も地元のC-130やKC-767、救難隊、
お隣岐阜基地の飛行開発実験団からもF-2やT-4が参加するなど、充実した1日となった模様です。

「模様です」…て、ごめんなさい、私、午後からしか行ってないんです;
だって、この週に開催されてたソウルエアショーに行ってたんだもん;;
当日朝5時頃にソウルのホテルを出発、セントレアに帰国してむりやり小牧に乗り込んだのが12:30PM頃;;

それでも救難展示とKC&飛実のデモを見ることが出来ちゃったぜ!(*^ー^*)


はい、ソウルのホテルから地下鉄・鉄道・飛行機・鉄道と乗り継いでたどり着いたぜ小牧基地。自宅からは30kmしか離れてないのになんなんだこの大旅行。(笑)

12:30頃、無事に正門に到着です!(*^▽^*) このぐらいの時間に来ると空いてるなあ。

と思ったら。お昼時だから売店地区は大混雑でしたぁ。

おいーす(・∀・)ノ きたよー。

救難教育隊です。教育隊ではありますが、震災の折には増強部隊として被災地入りしました。頼もしい限りです。

そういえば、北の将軍様が火遊びをしようとしたときに関東に展開したPAC3部隊も高射教導隊でしたよね。。。まだ実働部隊に機材が行き渡っていなかった時期だったこともありますが、緊急時には実働部隊以外でも参加する体制になっていることがわかります。そうだ、震災の時は飛実のC-1も空輸任務に就いてましたしね。。。

教育部隊ですので、実働部隊より保有機数は多いようです。

今年も大人気;お子様には実機よりこっちのがウケるようです;

地上展示をたっぷり見て行きましょう。まずはCH-47。陸自も持っていますが、空自とは塗装が違うので判別は簡単です。これは空自機。

UH-60JA。これまた陸も空も持ってる(海もね)機種ですが、それぞれ違うので見分けるのは簡単。これは陸自。

U-36も来てました。海自機です。小牧は飛行展示がおとなしい代わりに、地上はいつも非常に充実しています。
フライトは岐阜で見て、地上は小牧で見る。そんな感じかなあ。

最近は米軍機があまり来なくなってしまいましたが、かつては多くの米軍機で盛り上がったものでした。

そして実はかつて、米海軍のアクロバット飛行チーム・ブルーエンジェルズがアクロを披露したことがある基地でもあります。(騒音問題で帰っちゃったけど;)

はいー。これなーんだ。ってクイズにする事もないか。第3飛行隊のF-2です。お隣岐阜基地にも何機かのF-2があり、また、滑走路の向こう側にはF-2製造元のMHIもありますが、わざわざ遠く青森からの飛来です。

満面の笑顔の隊員さん♪じゃなくて、おっとー。F-4EJ改って書いてありますねえ。書いてあるけど改じゃないですねえ^^

F-4、F-2、E-2C。数年前の三沢みたい。うふふ。

T-400、T-4、T-7。空自練習機たち。空自練習機といえば、F-2Bのポジションがすっかり空席になってしまったのは悲しい限りですね。。。

先代のT-2は90機近く調達されたのに、F-2Bは40機に満たない生産数でした。1個飛行隊少ないとはいえ、ちょっと寂しい数ではありましたね。そう考えるとT-4は200機以上も作ったんだから凄いものです。まあ、T-4部隊数も多いし各飛行隊の汎用機としても使われていますけどね。

U-4、C-1、P-3C、KC-767。自衛隊大型機の列線。壮観ですなあ。あ、おにくのC-1だあ。(*^ー^*)

US-1も。これだけたくさんの大型機を並べる小牧、すごいっす。もちろんハークもありますしね;

US-1です。独特の波消し構造とか、世界的に見ても最優秀といえる飛行艇のようです。やっぱり日本の技術は凄いぞぉ。

あ、YSもいた。。。豪華だなあ!F-15が小松での燃料タンク落下事故を受けて飛行停止中であり、ここ小牧の地上展示にも参加できなかったのが悔やまれます。

格納庫内のハーク、大きくて立派です(*^ー^*)

後ろを見ると広〜い小牧基地会場。人がまばら;;

KCは今年も機内公開していました。大きいねえ。

後ろにはハーク♪C-130です。戦術輸送機です。ハーキュリーズってなんのこっちゃ?って感じですが、「ヘラクレス」といえば聞いたことありますよね。神話のアイツです。その“ヘラクレス”を英語読みすると、ハーキュリーズになるわけです。

お。なんかいるぞぉ。左側の人は、ちゃんと中に人が入っていました。だって動いてたもん;暑かっただろうなあ。。。

小牧ではすっかりお馴染みとなりました、機動衛生ユニットです。ヒコーキで移動できる手術室ですね。

中身はこんな感じです。立派な手術室です。

これも震災の折に活躍しました。

お。KC-130。なんとなくマイナー;;

PAC3、今年も展示されました。岐阜から来たのかな。普通に国道を通ってくるの??路上で出あった事ないけど、夜中に来るのかな(^ー^; 愛岐大橋を通れるのかなあ。

小牧の管制塔も新しくなったんでしょうか。なんか綺麗だよね。そもそも場所が変わったか;;

そだ、地上展示をたっぷり撮った動画、どぞ。

午後のフライトが始まりまーす。U-125Aが離陸!

小牧のメインともいえる救難展示です!

UH-60が2機飛びます。こっちはほぼ垂直に上がっていきました。なかなかパワフルです。数年前は保有機が多いことを活かし、5機編隊等も見せてくれましたっけ。

U-125Aも2機飛びますよ!これも小牧特有です!

UH-60が背中を見せて激しく進入してきまーす。

救難員はみなさん教官なのかな。こわいんだろうなあ;;

機内へ収容しまーす。ストレッチャーに乗るのは結構怖いだろうなあ;せめて下が見えない構造になってれば、一般人でも恐怖を感じなくて済むかも;;

無事に収容してすぐに離脱!はやく病院へとどけなきゃ!!

U-125Aも密集編隊を組んでいるとなかなか見応えがありますね。

かろやか〜な感じです。

うぉう。かっこいい!

最後までキッチリと編隊で帰ってきて、地上で曲がるときもスパッと息を合わせて綺麗に回りました。感心した!

この救難展示の動画もどうぞ(*^ー^*)

KC-767も準備を始めました。人と比べると大きさが際立ちますね!

ブームはこんな感じでーす。

離陸!!急上昇!

っと、しばらく遠くに行っちゃったと思ったら!小さいのを引く連れて戻ってきました!お隣、飛行開発実験団からF-2とT-4×2が参加しての編隊飛行です!

2度目のパス。そしてKCはブームを下げた状態で空中給油風に見せてくれます。これは初公開でした。

もしも燃料がなくなったら。空中給油口に突き刺して。給油するんじゃなくて、そのまま引っ張って飛んでいくことはできるのかな;;無理か;無理だよね;;;

この日、飛実のF-2は浜松航空祭にも参加して機動飛行を行っています。日曜日だけどご近所航空祭支援のために忙しい1日だったことでしょう。

てか、小牧基地航空祭で戦闘機のこんな姿を見る日が来るなんてね。数年前は想像もできませんでした。


あ、このフライトの様子も動画でどうぞ♪

T-4も低速飛行を見せたりー。

激しく旋回して見せたり!魅せます!!

もちろんKCだってこんな姿で背中を見せてみたりします。

大きな旅客機ベースの機体を振り回すんだから、つまらないはずがありません♪

淡色の塗装になるだけで、華やか旅客機とはぜんぜん印象が違っちゃうものですね;

舌なめずりしてます。思いっきり噛まれそうです。展示機になってます、F-86D。86Fに比べてなんだか印象の薄い86Dですが、全天候戦闘機として活躍した空自の大切な戦闘機です。って、いまどきはもう「全天候戦闘機」なんて言葉は必要ないですもんね。どの機種も当然のように雨でも夜間でも活躍できますから。

そこの君!噛むよ。噛むって。めっちゃ噛んじゃうって(笑)  


午後からの参加でC-130のフライトを見る事はで来ませんでしたが、
豊富な地上展示や救難隊とKC-767の充実したフライトを見ることが出来、
楽しい一日でした。ソウルからむりやり戻ってきてよかったぁ。(*^ー^*)

ちなみに、この日の浜松では、最近ではすっかり珍しくなった大編隊を披露したようです。
なんと16機編隊、まるで2000年代初頭までのようなノリですね♪2012年以降にも見てみたいです!!


かえる