小松基地航空祭2012

小松基地航空祭 2012

9月23日、石川県の航空自衛隊小松基地で恒例の航空祭が開催されました。

昨年は諸般の事情で開催されなかったため、今回は2年ぶりの航空祭となりました。

むー！当日の天候は曇り時々小雨！直前まで晴れの予報だったのに…！
それでも地元第6航空団のF-15が2個飛行隊とも元気な機動飛行や編隊飛行を披露、
救難展示や百里のRF-4も低空を高速で飛び回る模擬偵察を見せたり、
今年は航空祭参加を縮小しているブルーインパルスが、空自基地としては
今年初めてのアクロフライトを披露するなど、なかなか充実したフライトプログラムが実施されました。

地上展示されたF-15にはまたまたAAM-5が搭載されていたり、宝探しのような地上展示見物も良いものです♪

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前夜に早めに行ってコインパーキングで車中泊；；
折りたたみ自転車で基地に乗りつけようかと思いましたが、雨だったので駅から素直にシャトルバスに乗りました☆

こう、なんというか、基地ごとに特色がありますね。小松はここ最近、東門から入る歩行者がお行儀よく列に並んで
入場していっています。しかも、長～い行列。バスはその横を通り抜けて入門します。
うーん。これ、早めに行って門前の列に並ぶより、駅からのシャトルバスの方が早く入場できるぞ。。。

というわけで、2年ぶりにやってきました小松基地。雨やんかー。

例年9月中旬～9月下旬に開催される小松基地、曇ることもままあります。晴れると暑い、台風が来るとこれまたあれだ。
台風が接近してくるとね。意外に小松は晴れるんです。フェーン現象で。直撃だとさすがにダメですけどね…
はい、今年は別に台風には関係なく、前線の影響でこんなお天気になりました☆

地上展示見て回るぞー。観客エリアにはT-4とF-15DJ。他の機種は、ロープの向こう側に展示されていました。その辺は写真では撮らなかったので動画で見てくださいね；；

まだあまり見かける機会はありませんが、AAM-5を搭載しています。もう各基地に行きわたってるのかな？？

後ろから見たよ。エンジン…でか！！F-15は、初期にF100エンジンのノズルのカバー脱落が相次いだため、カバーを外してしまっています。これもF-15らしさ…なんですけどね。

でもF100エンジンでも、F-16は外していません。これってやっぱり機体形状からくる空気の流れで外れやすかったり外れにくかったりするんですかねえ…

AAM-5のおケツ（*＾ー＾*）

格納庫内にも3機のF-15がいました。F-15って戦闘機の中でも大型機種ですからね、けっこう迫力があります。

歩き回ってみたらこんなの発見。基本を大切にしましょう、という戒めです。数年前に発生した、F-15の脚の出し忘れによる胴体着陸事故で損傷した燃料タンクを加工して作られました。

さあ、エプロンに戻って☆おー！ブルーインパルス、出ました！今年はアクロ展示は5月の岩国以来、まだ2回目です。芦屋への移動訓練の関係で、パイロットの養成を優先するため、ここまで、静浜、美保、防府北、千歳、三沢では展示飛行を行いませんでした。今日はぜひ、素晴らしいアクロをお願いしまーす。そうだよねー、例年なら、さらに松島も加わって小松までにはだいたい6～7回のアクロ展示をしてるはずですもんね。こう考えるとなんか寂しいな。。。

さーいこう、雨だけど展示飛行やっちゃうぜ！なんか、一昔前に比べて、雨でも飛んでくれることが多くなった気がします。実際には雲底高度や視程など、ちゃんと規定があってそれを満たしているから飛んでくれているのですが、なんとなく、印象としてね＾ー＾；

おー。UH-60Jは空中給油対応ですよお。いつか、KC-130とUH-60Jの模擬給油デモも見てみたいですね。小牧で見れないかな…。

けっこう密集してますよ！3本タンク、脚出し、フラップダウン、スピードブレーキオープン。この形態でこんだけ密集して低速飛行なんだから、空自パイロットの技術はすごいです！

それどころかこのまま360度ターンしちゃいましたしね；

オープニングフライトの動画はこんな感じです☆

小松といえばF-15！第303飛行隊の機動飛行スタートです！

F-15は本当に大きな戦闘機ですが、F100エンジンを2台も搭載し馬鹿力でむりやり飛び回ります。すんごい迫力です。これは本当に生で見てほしいものです。。。

戦闘機としてシンプルな形状。いいねえ、これぞ制空戦闘機。空自はこんなのを200機以上も持ってて、贅沢ですね。。。この低い雲の元での気合の機動飛行、動画どうぞ♪

引き続き地元飛行隊の展示飛行です。ご覧のとおり、小松救難隊。U-125Aの色ってなんか可愛いよね；

小松救難隊は日本海や北アルプスなど厳しい自然環境が間近にあるため、困難な救難現場に立ち向かう機会も多い部隊です。がんばれー（*＾ー＾*）　（救難展示の動画です。ﾜﾀｸｼ、いつもちゃんと撮るもんね）

っと、うわお、いきなりこれ！？百里のRF-4がすんごい迫力の戦術模擬偵察デモです！速い速い！スピード違反デモ！＞＜　北陸道がすぐ近くですが、はて、低空高速で飛ぶと北陸道のオービスにひっかかったりしませんかね。（笑）

小松では以前はRFの飛行展示はありませんでしたが、前回からやるようになりました。その代り戦闘型ファントムのAGGデモがなくなっちゃった。温存措置かな？？

いや、それでも、偵察機とはいえもちろん戦闘機ベースですからね；武装したらそのまま戦えそうな勢いです。RF-4Eは三菱製ではなくアメリカのマクダネルダグラスで生産された機体を全機輸入しました。

機首のM61の位置に偵察用のカメラが入っています。ところで、M61がないと胴体下面ってけっこう平らなんですね。

とにかくスピードに乗った凄い迫力のデモでした。速さではこの日一番！？動画でどうぞ！

どんどん行きますよ、続いてはT-4がなんだかベイパーを発生させて機動飛行しています。T-4の主翼上にベイパーが出るのって珍しいですよね！？それにしても浜松みたいに垂直尾翼のチェッカーが無いと、なんだかぬるっとしたイメージになりますね；

はい、F-15の編隊飛行、来ました！！ここ小松はちゃんと編隊飛行もプログラムに入れてたっぷり見せてくれるのでうれしいです。機動飛行も良いけど、多数の戦闘機が編隊を組んで飛ぶ圧巻の姿は航空祭ならではの華やかさですよね。

こんなにたくさんの戦闘機をいっぺんに飛ばせるんだぜ！と周りに国に空自の精強さを見せつけるにももってこいでしょう！

T-4がF-15×8の編隊飛行の合間を埋める機動飛行です。気合だ、気合！

ほおら、8機編隊！うん、華やか、華やか。編隊飛行のようにたくさんの機体がいっぺんに飛ぶこのスペクタクル感、実は大好きです（*＾ー＾*）　これも動画で見てくださいね！

つづいて！どかーん！！今度は第306飛行隊の機動飛行です！！F-15の飛行隊を2個も持ってるなんて、第6航空団は贅沢ですね。（*＾ー＾*）　最近まで千歳の第2航空団と百里の第7航空団もF-15を2個飛行隊持っているイーグルウィングでしたっけ。百里の204Sqが那覇に移動したので今は千歳と小松だけ。贅沢航空団です。うふふ。