三沢基地航空祭 2012

9月9日、青森県の航空自衛隊三沢基地で恒例の航空祭が開催されました。

当日の天気は曇り時々雨、朝方は比較的強く降るような様相だったものの、
展示飛行が始まる時間には小雨となり、また雲も高く視程も確保できていたことから、
展示飛行はほぼ予定通り実施されました。

そして今年は地上展示に大きな目玉がありました!
なんと嘉手納に展開してるアメリカ空軍のF-22が2機飛来、
三沢での初公開となったのです。国内では嘉手納、横田に続いて
まだ3基地めの展示であり、さすが米空軍同居といえる大金星(笑)でした。

もう一つ、こちらは三沢へ派遣されてきている米海軍VAQ-132のEA-18Gも姿を現し、
空自航空祭としては初公開となりました。ちなみに、CVW-5の部隊ではありません。

展示飛行はブルーインパルスがなかったものの、他のフライトは例年通りの充実したものとなり、
特にPACAFのF-16デモチームは午前、午後と2回飛ぶ奮闘で、会場を沸かせました。

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どうも事前の天気予報が芳しくなかったのですが、なんとなく、大丈夫な気がする…と思い予定通りやってきました三沢基地。

今回は県営名古屋空港発のFDAが往復とも都合のいい時間に飛んでくれたため、これを利用していってきました。

東北新幹線が青森まで伸びて以来、青森と三沢を結ぶ東北本線の特急がなくなってしまったためなんとなく行きにくくなった三沢。今回も青森空港についてから、在来線と東北新幹線を乗り継いで宿泊地の八戸へ移動するというちょっと面倒な行程となりました。ははは!

そして当日。むう。雨ぽつぽつのなか、開門を待ちます。

今回、基地正門と会場地区を結ぶ基地内バスの降車場が変わったんですね。
以前は、バーキン前の米軍エプロン区画だったのですが、今回は中央の通りを突っ切ったほぼ正面。

てことは、いつも大行列になるバーキン前入口が今回は空いているはずです。(逆にいつもは空いてる正面口が混む?)
例年、朝一にバーキンでダブルワッパーチーズを買ってから、空いてる入口を目指して歩いていきますが、
今回は狙い通り、バーキン前入口がガラガラで大変楽でございました。

みんな、事前に基地HPで発表されてる航空祭マップをよく見ておこうね☆

相変わらずの荷物チェックと金属探知機でのボディチェックはあります。
で、ダブルワッパーチーズの入った紙袋も濡れたテーブルに置かされて検査され、無事入場!

と思ったら、紙袋が濡れたせいで底に穴が開いたよ!ダブルワッパーチーズが転げ落ちたよ!
雨に濡れたエプロンを転がる私のダブルワッパーチーズ!!コロコロ行きましたねえー、びっくりしましたねー。
まあ、ワッパーそのものも紙に包まれてるので事なきを得たわけですが、、、来年から気を付けます;;

格納庫屋根の下、雨に濡れないところで急いでダブルワッパーチーズを食べ、さあ、いきませう!><

と、大雨の中エプロン地区へ向かったらまず目に入ったのがいきなりこれ;;うわぁ、ラプターさんだあ!!

今日はフライト予定はありませんが、私自身、ラプターさんを見たのはいつ以来かな?たぶん、2010年のRIAT以来じゃないかなあ。

朝早い時間だったので、まだ人がきもまばらなうちに見れました。それにしてもさすがラプターさん、フェンスとロープで二重のバリケードになっていました。常に空軍の人が巡回し、警戒度は他の比ではありません。

ど、どしゃぶり、、、;;三沢まで来てくれてありがとー!もし将来、日本でF-22デモチームのフライトが実現する可能性があるとすれば、ここ三沢が第1候補ですよね。さて、いつか、来てくれるでしょうか。

間違いなく現在世界最強の戦闘機です。まったく、別格です。今後もおそらくF-35が台頭してくるまではラプターさんと戦える機種はいないでしょう。F-35より10年古い開発ですが、間違いなく世界最強です。もしこれにF-35の各種技術がフィードバックされたら、ほんとに向かうところ敵なし…になりますね;

雨ざーさー。比較的新しい機体が来ていました。昨年はパイロットが原因不明の酸欠状態に陥るいわゆる「ラプター咳」で活躍できず、このまま消えてしまうのではないかとまで危惧した(私がね;)ラプターさんですが、見事に復活を遂げました。

振り向いたらなんか商売してた。VAQ-132がお店やってまーす。かっこ悪いフォントで「スコーピオンズ」ってカタカナ書いてあるパッチ買っちゃったの。(笑)

雨が強まってきましたため例年のピザミッションはキャンセル(泣) ピザをすっ飛ばして、一番奥の格納庫へいつものかっこいい国旗展示を見に行きます。

F-2に星条旗、F-16に日の丸。「強固な同盟」を演出してるんでしょうね。またそれぞれの国旗に戻してもらってもいいような気もするなあ。(笑)

雨弱くなったので外に出てみた。我ながらムシみたいだな。(笑) はい、ご覧のとおり、ライノ系の機体がいます。

じゃじゃーん。翼端、翼下、胴体下、どこをみてもすごいポッドだらけ。

はい、CVW-5とはまったく別で日本に展開してきている海軍部隊、VAQ-132のEA-18Gです!もちろん、世界最新最強の電子戦機です。

すごかったねえ。嘉手納にF-22、三沢にグラウラー。最強の布陣でした。

雨に濡れたエプロンに、鏡のように機体が映りこみます。こういうの、嫌いじゃありません。(*^ー^*)

HH-60Gは機内公開までしていましたですよ^^

振り向いたらなんか巨大な機体が…

なんと、空自KC-767とE-767が並んで展示されてる!どーんですね、どーん!こんな巨大な機体を、こんな贅沢な向きで並べて展示してもまったく問題のない会場の広さです。三沢、恐るべし。。。三沢基地は米軍企画のサイズですよね。空自基地の中では別格の巨大さを誇っています。

三沢飛行場、空港も併設されていますが、普段は比較的小さいのが飛んでいますので、767クラスの機体が2機もどかーんといるとなんか調子狂いそうです(笑)

こっちもそっくりさんの縦並び。

ほぼ真横でーす。

お、3本タンク。毎年千歳のパンダ組から来ています。それにしてもみなさん、最前列に座りこんで何してるんでしょうね…フライトなら後ろに下がった方がずっと見やすいのに。空飛ぶんだから、一番前にしがみつかなくてもよく見えるのに。おまけに目の前に機体が展示してあるところでは離着陸もよく見えないっしょ。。。

T-4、F-4、RF-4、F-2、E-2Cの列が見えまーす。

今回は秋田救難隊25周年記念塗装のUH-60Jが来ていました。もちろん、飛びましたよ^^

なまはげの鬼が描いてありまーす、泣ぐ子はいねがあー(*^ー^*) ネイガーさん元気ですかね。もじゃーねは元気ですかね。

いよいよ運用が厳しくなってきてるF-4EJ改、航空祭での地上展示も減ってきましたが、今回は来てくれました。百里の302Sqです。

RFの方が比較的マシなのかなあ。

戦闘型ファントムの後継はF-35に決定していますが、RFの後継はなかなか落ち着きませんね。。。RF-15の計画もありましたが、いろいろごたごた。

そういや自衛隊すごいね。米軍だと、F-4→F-14orF/A-18C→F/A-18E・FまたはF-4→F-15orF-16→F-35って流れなのに、このF-4とF-35の間の一機種をすっ飛ばしてF-35ですもんね。
空自の整備と三菱重工のレベルの高さがうかがえます。
F-15PreMsip分の後継もF-35になれば、まあ、この流れに乗ってるかな;;

こっちには8SqのF-2がいまーす。

格納庫内にもいまーす。翼の上を歩いちゃおう。子供乗ってます。主翼ってどれぐらい強いんでしょうね。イナバの物置より頑丈ですよね。100人乗っても大丈夫ですよね??

だれかいた;;

エアインテーク内に光を当てて見せてくれてる機体もいました。なるほど、確かにレーダーじゃんじゃん反射しそうやね;

はい、今年も見ることが出来ました、第21飛行隊。ホームベース松島を離れてここ三沢で、残った少数の機体を運用し、第3・第8両飛行隊の応援も得ながら学生教育を続けています。津波で壊れた18機のF-2Bは当初6機を修復する予定でしたが、3機増えて9機の修復が進められています。少しでも多く、1機でも多くのF-2Bが復帰してくれることを、切に願います。

そういえばブルーインパルスは芦屋に行っちゃってますし、西と東に分かれちゃいましたね。
ブルーは今年も東松島夏祭りで飛びました。地元にご挨拶です。関東以東・以北の空自航空祭では、
入間で飛ぶだけです。関東・東北・北海道地区には寂しいシーズンとなりました。
同じ基地の仲間が頑張ってる三沢にも、応援に来てくれたら嬉しかったなあ。。。なんて言ってられないんでしょうね。

今年もなんかトチ狂ってます、おこさまランド。(笑)


相変わらず三沢は地上展示にすごいのがいっぱい出てきます。米軍と共同の強みって、こういうところなんでしょうね☆

フライト編へつづく!


かえる