Sanicole Sunset AirShow 2017

9月8日と10日、ベルギーのサニコルでエアショーを見てきました。
8日金曜日は夕方以降のサンセットエアショー、10日日曜日はインターナショナルエアショーとして開催され、
会場がとても小さな飛行場、そして両日ともお天気は曇りベースで雨が混じるという思わしくない状況だったものの、
ヨーロッパ中から集まった各種航空機による大々的なデモフライトが繰り広げられました。

隔年開催のこのエアショーはだいたい参加機がRIAT等と代わり映えしないため今まで行ったことがなかったのですが、
(裏を返せばこの小さな飛行場でRIATのようなエアショーが開催されるという信じられない事態でもあります)
この年はなんとサウジアラビア空軍のサウジホークスが参加するとのこと、行くしかない!ということで、行ってまいりました。


さて、このエアショーを選んだ経緯やどういった経路で行ったかは珍しくBlogに書いておりますので、そちらをご参照ください。
海外エアショーの計画の立て方から各種手配まで、実践形式の解説になっていますので、これから海外エアショーへ行きたい方は是非。

はい、今回はエールフランスにてパリ経由でブリュッセルを目指します。きっと気のせいですが、さすがエールフランス、おフランスの航空会社だけあり機内食もなんだかおしゃれ。ということにしておこう。いえ、実際、おいしかったです。

シャルルドゴール空港からは鉄道TGVに乗り換えてベルギーの首都ブリュッセルへ行きますよ。なんと、航空券とTGVのチケットが通し券として買えたのです!空港での乗り継ぎ扱いです。はて、TGVはどうやって乗るのだろう…と調べた結果。ほんとだ、空港内鉄道駅にエールフランスの窓口が!!

発券してもらった。航空券みたいな鉄道チケットが出てきました。これは初めての経験だなあ。

ということで間はすっ飛ばしてブリュッセルへやってきました!おー、雨だ。。。

この日は夕方からエアショーがありますが、この時点でエアショーに行くかブリュッセル観光だけにするかまだ決まりません。だってこの天気、エアショーに行ってもなあ。。。

ということでブリュッセル市内をぶらぶらお散歩。ブリュッセルの名物って何だろ??首都なのになんだか小さい町だしねえ。大聖堂とか行ってみたり。ぶらぶら。

お。何やら人が集まっておりますよ。

あー!これは!!有名な小便小僧!!!ここにいたのかー!!

なんか、この日はイギリスの近衛兵みたいなお洋服を着て放尿してました。小便小僧君、かなりの衣装もちだそうです。世界がっかり観光地とか言われますけど、私は嫌いじゃないなあ。

市内中心部へやってきました。建物がごつごつで良いですね!

ほら、ベルギーと言えば、ワッフルですよ。私としたことが、おしゃれカフェでホットチョコレートとワッフルなんぞ…

ほぉら、どうですか!うわあー!!お腹すいたー!!地球の歩き方に出てる店に行ったため、お客の半分以上が日本人でした(笑)

でもね、カフェで食べずに町中あちこちにある普通のワッフル屋さんで食べればほら、1ユーロ程度で食べられたんですよね…カフェよりずーっと安いです。色とりどりできれいだし。

ベルギーと言えばチョコ!猫も杓子もGODIVA!本場のGODIVA発見です。

お。映画館がオシャレじゃないですか。いいですなあ。

と、街歩きしててお腹が減ったのでサンドイッチを。この類、結構好きです(^^ 街中でも10ユーロで海鮮食べ放題!みたいなお店がいっぱいあったけど客引きしてて胡散臭いから入りませんでした。警戒しすぎ?ぼったくられそうじゃないですか?

と、さっきから観光ばっかりしててなかなかエアショーに行きませんね。行きましょうか。はい、雨模様ですが、サンセットエアショーに行ってみることにしました。

はい、ブリュッセル中央駅から鉄道にて今回の拠点であるハッセルトへ向かいます。

辿り着いたぜハッセルト。なかなかおしゃれな街ですね。エアショーは夕方からなのでまだ時間が少しあります。

先にホテルにチェックイン!なんか、屋根裏部屋だ…このベッドがすっごい寝心地が良くて、ちょっと横になったら眠ってしまいそうだったよ。だめだめ。

はい、再び鉄道で!エアショーへ向かいます!雨ですが!行くしかない!!

エアショー最寄駅に着いたとき、轟音と共にこの低い雲の下をF-16の4機編隊がすっ飛んで行きました。雲が低いから飛行高度もかなり低くすごい迫力。

って、あれ?今日は飛ぶ予定のなかったプログラムなのに…予行だったのでしょうかね?

最寄駅からはシャトルバスがありますよ。予定時間になってもなかなか来ず、焦る焦る。なんか関西弁のおじさんに捕まった(笑

バスで数分、やってきました小さな小さな飛行場。お。当日券も売っていますね。カッサって、ロシア語風だね。チケットは事前にインターネットで買っていたので私は並ばず、です。

さて、冒頭から小さい小さいと言ってる飛行場、どれほどちっこいかというと、これほどちっこいです。滑走路なんか600mそこそこしかありません。敷地も防府北基地どころか静浜基地どころか、農道空港のような小ささです。

静浜でのリモート展示で、「あんなマッチ箱みたいな基地のどこで飛ぶんだ」と宣もうとった某XF-2操縦士を思い出しました(笑)
いやまあ、現実問題、そこそこのスピードで飛ぶデモフライトの戦闘機はほんの数秒で飛行場の敷地から飛び出してしまうはずです。
ショーセンターが決まっていても、デモフライト中に飛行場自体を目視し続けることも難しそうです、すぐ見失いそう。難易度高いぞ!(笑)

ここでRIAT並みのデモフライト量のエアショーを開催するなんて…ね、信じられないでしょ!?

当然そんなに飛行機を置く場所なんかありません。その飛ぶ戦闘機とかはどこにいるかというと、ここから北東へほんの数キロのところにあるベルギー空軍のクライネブローゲル基地からリモートでやってきます。

なら最初からクライネブローゲルで開催すればいいのに、なんであえてこの小さな名もなき飛行場でやるんでしょうね?

ちなみに、ここでは参加機を地上展示として撮ることが出来ないため、エアショーの谷間である土曜日にクライネブローゲルでスポッターズデーが開催され、参加機を撮ることができるようになっています。

さてさて、お天気ですが…このざまです。雲、低すぎ…雨も降ってる。とはいえこの日のフライト予定はイギリス空軍だ!れっだろーず!なんかほんとに低い雲の下でも飛ぶからぜんぜん心配ないよね☆

なぜかレッドアローズがベルギー入りしたという情報はなかったのですが…

それにしてもオレンジの帽子の人がやたらたくさんいると思いませんか?

はい、これでした。ラファール陣営が帽子とトートバッグを無料配布していました。かっこ悪い帽子…もらったけど。パッチもいっぱい買った(笑)

お!地上展示に実機はいないけどF-35のモックアップが来てるじゃないですか!しかもベルギーマークが付いてるよ!

さて、フライト編に行きましょう!実は入場してすぐ、聞きなれた陽気な音楽と巻き舌英語のナレーションが流れてきて…飛んだのはレッドアローズではなく、なぜかイタリア空軍フレッチェトリコローリでした。

フレッチェのローショーは課目もかなり少なく、あまり見ごたえがないんですよね…れっだろーず!はどうした??

おーーー!!きたーーーーーっっ!!!!凄いベイパーに包まれ激しく旋回する戦闘機!!って、あれ?ラファールじゃん?タイフーンの予定が、何故かラファールがやってきた。

れっだーろーず!、タイフーンとも現れず。どうした、イギリス空軍…

これなーんだ。はい、ブライトリングジェットチームです。民間籍ですが、軍用機L-39のチームなのでフレアを撒いたりできますよ。ブライトリングジェットチームがフレアを使ったのは初めて見ました。て、あれ?7機じゃなかったっけ??

いやほんと、薄暗くて天気もとても悪いのに、この小さな小さな会場を見失わずにちゃんとやってくる彼ら、さすがとしか言いようがないですよね。すごいなあ。

お天気、相変わらずこんなん。少し雲は取れてきたかな。

すっかり日も暮れてからはこんな電飾ぴかぴかヒコーキが飛びました。

花火花火!ツイスターという民間のアクロバットチームです。綺麗ですよね。

とても綺麗だし、幻想的だし、これはいいなあ。すごくいいと思います。

ばちばちばちばち。こういうのがあればこそのサンセットエアショーですね!

さて、まだまだ飛んでいましたが、終電が心配なので帰ることに。帰りもバスがあるのですが、駅まで歩いても45分ぐらいなのでのんびり歩いて帰りました。


お天気は残念でしたが幻想のエアショーを見ることができ満足度の高い夕方でした。

次の国際エアショーへ続く。


かえる