Meeting Aerien 60 ans de la Patrouille de France 2013

さっそく行きましょう、パトルイユおフランス2013!


さあ行っちゃうーよエアショー♪ホテルの階段が歪んでました。これ、写真でそう見えるだけじゃなく、ほんとに微妙に歪んでた。

トンカツさん被害者の会理事長の兄ちゃんが泊まってるホテル。外からでっかい声で呼ぼうと思ったけど恥ずかしいからやめた。兄ちゃんが出てくるのを待ってる間、その辺をぶらぶらしてたら早朝からやってるパン屋さんが結構にぎわってて、イメージ通りのフランスパンを袋からはみ出させたマダムがたくさんいました。とてもおいしそうだったなあ。

エアショーへはサロンドプロバンス駅からシャトルバスが出ていますよー。

はい、やってきましたサロンドプロバンス基地!士官学校の若い連中がお出迎えです。

空軍大学って書いてあります。

こんなん。傾いてます。写真がね。

飛行場というより、キャンパス、草原といった感じですね。

おー!フランス空軍の現役戦闘機たちの地上展示が!!

ミラージュF1ですか?ですか?この頃はまだいたんだもんね。

あっちの方になんか古いのも。

でました、パトルイユおフランスのアルファジェット!

垂直尾翼に控えめに60周年記念マークを描いていますね。

パイロットさんのパッチも60周年仕様のようです。いいなあ。

ん?マジステールだ。変な形…

DC-3ですかね?古いのはさっぱりわかりません。

これもなんかすごいボリューム感。重そうだけど、飛ぶんですよね。

はい、戦闘機の列の方へ戻ってきました。派手だなあ。

尖がってます、ミラージュF.1ですよね?

こんな感じ。速そうです。

こっちはミラージュ2000とラファールの列です。こう見るとそっくりさんですね。戦闘機に興味がない人が見分けられないと思います。

ミラージュ2000の複座型はラファールとだいぶ違う感じがします。

近すぎて全体が入らない;今回はフランス空軍主催のフランスローカルエアショーのため、アクロチームが集結した以外は地上も含め海外勢の参加は少なかったです。

なんか、やたらと石鹸がたくさん売ってました。いい匂いがしてたよ。マルセイユ名物なんですね。

このでっかい塊も石鹸です。どうやって作ったんだろ。で、これをどうする気だろ。雨が降ったら溶けちゃうぞ。今日は降りそうにないけどね。

お腹がすきそうだったので調達した食事…なんか、テキトーですよね;芋と、長いソーセージが一本、無造作に放り込まれてます;なんかヨーロッパに来るととりあえずポテト食べてるよね。

会場はこんな感じです。広ーい!!この写真の向かって左がショーの正面です。舗装された滑走路はなく、グラスランウェイがあるのみです。そこをショーのラインにしていました。で、観覧エリアを挟んで、右の方に戦闘機が発着できる滑走路があります。なので、お客さんの背後で離陸した飛行機が、正面に回ってきてデモをやる感じでした。

あとで登場するベルギーのF-16は凄かったね。背後で離陸して凄い捻りでそのまま真正面にやってきたもんね。

さあ!いきなり始まりました!なんだこの異機種編隊はー!!さすがパトルイユドフランス60周年を祝うイベント、集結した各国ジェット機アクロチームのリーダーが編隊を組んでいます!もう、アクロチーム好きな私、私、私、これ、鼻血、でまっす!!ヨーロッパでは極稀にやってくれますよね。こういう演出、大好きだなあ。

前から順にパトルイユドフランス、左翼側にパトルーラアギラとイスクリー、右翼側にフレッチェトリコローリとパトルイユスイス、そしてスロットの位置にレッドアローズ。世界トップ3が全て揃い、さらにヨーロッパ主要ジェット機チームが続くなんて。どういう贅沢さだ!

で、この離陸がね、見てて面白かったんです。全機が連続で上がったのですが、これ、順番やタイミングは考えてなかったんですかね?イスクリーのTS-11(イスクラ)が離陸した後にパトルイユスイスのF-5が続いたんですけど、ほら、見てのとおりイスクラって細くて直線翼で遅そうじゃないですか。見てたら案の定。離陸後なかなか加速していかないイスクラに、見るからに速そうなF-5がすぐに追いついてしまい、離陸直後なのに大きな迎え角を取って急減速。追い抜かないように頑張ってました(笑) てか、離陸直後にそんなことができるスイスパイロット、凄いね。

むむ。パトルイユドフランス、フレッチェトリコローリ、レッドアローズの欧州御三家編隊…なんということ。。。ちょっと遅れてるのはパトルーラアギラ

パトルイユドフランス、パトルイユスイス、イスクリーが帰ってきました。おフランスは2機飛んでますが、片方には有名な日本人空撮カメラマンさんが搭乗されていました。良いなあ。

この後、ヘリコプターのデモなどもありまして…

では早速ですが、本日のメインイベント行きましょう。今日の主役、パトルイユドフランスのアクロ、スタートです!(実際の順番は全然覚えてないけど)

完璧な快晴の空に、どぎついフランス色のスモークで航跡を描きます。パトルイユおフランスは課目間の隊形変換なども滑らかに見せるので、とても優雅なイメージです。

綺麗に決めてくるなあ。

欧州御三家の中でも、パトルイユドフランスは技術で見せるチームのように感じます。例年けっこう大きくショー内容を変えてきますし、その都度びっくりするようなアクロを次々と出してきます。

で、面白かったのがこれ。正面から来た4機。2機しかスモークを出していませんが、その2機がコンパクトなバレルロールを開始し…

ぐるっと回って円を描き…

左の機体は急上昇!一瞬にして「60を上空に描きました。この発想には驚きました!日本のブルーインパルスも描き物は得意ですが、それとは全く違うアプローチで一瞬で数字を描いて見せたパトルイユドフランスのアイディアには脱帽です。ショーセンターほぼ正面の狭い範囲でしか綺麗な60には見えないかもしれないけど、これは凄いですよね。

本当にきれいな空に最高のアクロでした!

もちろん、レッドアローズもフルショーをやりました。パトルイユドフランスとは違い、御三家の中ではスピードで圧倒するイメージです、次々に展開されるため、初めて見たときは完敗と感じたものでした。

これは最初のアクロチーム編隊には参加しませんでしたが、れっきとしたベルギー空軍のアクロチームです。レッドデビルズ。

お。マジステール。やってますね。

これなーんだ!はい、すみません、実は私もこの日までこの存在を知りませんでした、フランス空軍のもう一つのアクロバット飛行チーム、Cartouche Doré(読めない;)です。

初等練習機3機という編成、また外国にあまり出てこないこともあり、パトルイユおフランスの陰に隠れてしまっていますが、アクロはさすがの技量でした。世界のアクロチーム集めをしながら知らなかったとは…。我ながら、不覚です。

主翼にナンバーがついてますね。4とか6とかあるけど、アクロは3機。もしかしてここ空軍大学で使ってる練習機をそのまま使用してるのかな?正直、チームの位置づけがよくわからないため、世界のアクロチーム集めに含めていいのか、2019年現在もまだ迷っています。空軍のプライベートチームなのか、公式活動なのか…もっとも、現在はもう活動停止してしまったのですが…

ラメックスデルタ!突っ込んできます!被害者の会理事長はこのツッコミを撮るためにだいぶ右の方へ行ってしまいました。

はい、どんどん出ますよ、世界のお笑いアクロチーム、スペイン空軍パトルーラアギラです。第1印象って怖いですね。初めて見たとき、RIAT終盤で疲れ切ってる状況で鈍足なこのアクロ、なかなか来ないし終わらないし、なんとも疲れた印象があり、いまだにそんなイメージを引きずってしまっています。やってることはもちろんすごいんですけどね。

スペイン国旗色のスモークを引き、見せてくれます。

続いてベルギー空軍F-16ソロディスプレイ!数年に1回のペースで機体のデザインを変えてきますね。オランダのデモチームが停止している今、欧州最強はこのベルギーかもしれません。

この時はさわやかな塗装だったなあ。パイロットはギズモさんの前の人かな。名前、知りません。

なんかここ1年ほどで急に三沢PACAFのViperデモチームのパイロットのこともみなさんTACネーム(←外国でもこういう言うの?)で呼ぶようになりましたよね。パンチさんだのプリモさんだの、なんで??正直、おじさんあまり好きじゃない。あくまで部隊内で使う呼称であって部外者が使うものとは思えなくて。ね。

と思うけど、欧州のデモチームはけっこうTACネームで紹介しますよね。オランダにはスティッチさんがいたしベルギーはギズモさんとかベイダーさんだし、それを機体デザインに結びつけてたりね。こういうのなら公式に使ってるわけだから抵抗感はないけど。

はい、すみません、無駄話が長くなりました(笑)ベルギー空軍F-16A、快晴のもと良きデモでした。

これもフランス空軍の活動だったかな。こういったアクロバット飛行のパイロットもいるんです。

パトルイユスイスはいつでもおしゃれチームです。訓練回数も週に1回程度のパートタイムチームなのにアクロはとても上質。そういえばパトルイユスイスの快晴下でのハイショーはこの時以来見ていない気がする。。。

このくっつき具合が面白いですね。4機いますよ。

そして出ました、フレッチェトリコローリ。今のところ、順位を付けるなら世界最高峰と言えるかと思います。

今日はパトルイユドフランスを祝いに来たはずなのに、印象ではこのフレッチェトリコローリが他のチームをすべて抑え、主役のパトルイユドフランスをも蹴散らして一番目立っていました。やはり当日も空気を読んでいないイタリアンでした(笑)

ところで、すみません、ポーランドのイスクリーの画像がない…どこ行ったかな?
この日は確か、4機で飛びました。
フル編成は7機なのですが、この時期はまだシーズン前とのことで未完だったようです。それでもフランスを祝うために参加するとは、その心意気は素敵ですね。
このチーム面白くて、見る年によって6機だったり5機だったり、何故か安定しません。アクロ自体もかなり面白いですよ。実は7機フル編成のフルショーを見たことがないので、いつか見てみたいものです。

フランス空軍主力戦闘機、ラファールのデモも当然ありました。相変わらずどれだけ機動してもスピードを失わずに狂ったように飛び回る姿は驚異的でした。

かなりの強風だったのに各チームともきっちりとアクロを見せ、さすがヨーロッパチームと思わせるに充分な素晴らしいショーを見せていただきました。

さ、終日快晴に恵まれたショーも終了です。帰りましょう。

みんないっぺんに帰るし出口の通路が狭くなっているので大渋滞です。

で、帰りのシャトルバス乗り場に行ってみたところ、とんでもない行列…この日は路線バスでマルセイユ空港まで帰らねばなりません。どれぐらいでシャトルバスに乗れるか偵察するために高台に登ってみたところ…ものすごい人の数に対し、バスがなかなか来ないため全然列が動かない…

ここでこのまま待っていては、サロンドプロバンス市内に何時に帰られるかわかりません。そして、空港行きバスの最終便に間に合わないかもしれません。

困った…ということで、被害者の会理事長夫妻と相談、歩いて帰ることに。

はい、実は、ちょっと頑張れば歩けない距離ではなかったのです。

で、街に向かってぶらぶら歩いたわけですが、地図がいまいち分かりにくく途中で困っていたら…
ちょうど町の観光協会のおばちゃんとやらが話しかけてくれて、街はあっちだ、がんばれ!とフランス語ではなく解る言葉で教えてくださいました。助かったー!

ええはい、フランス語、大学で習ったけど、実践ではちぃとも役に立ちません(笑)

肝心の空港行バスですが、途中でバス停を発見、何とか間に合ったか?見ていたら反対車線に空港行バスが来たので、慌てて乗り込み、なんとか事なきを得ました。助かったー!!

ぎりぎり間に合った空港行バス。めっちゃハラハラしたよ。よく海外にいっしょに行くやっそさんも来ていたのですが、今回は同行していなかったため、やっそさんはこのバスに間に合わなかった模様。町に出て身振り手振りでタクシーを呼んでもらったとのこと、さすがです。

空港方面大渋滞。むむー。

はい、世界のアクロチーム集め…じゃなくて世界のバーキン集めもしています。バーガーキング集め。これはマルセイユ空港内だったかな?ここでも味は同じでした。ちょっとお野菜少ない気がする。

本日はここで一泊です。翌朝の便でパリへ戻ります。はい、ここに泊まらないと、翌朝の便に間に合わないのでした。

さあ、最終の帰国日です。早朝便でパリに戻ります。

で、パリ→日本便は夕方なので、この日はぶらぶらパリ観光です。マルセイユ→パリも遅い時間の便にすればここまで焦らなかったのですが、まあ、パリ観光もしたかったので!今まで観光したなかではパリが一番好きかな。美術館や博物館も見どころいっぱいだし、歩いて行ける範囲にエッフェル塔や凱旋門などたくさんあるし、なんかいいよね。

名残惜しいですが帰国便です。やはりエールおフランスはお食事が豪華。え?おJALのコードシェア便だったかな?忘れてしまったが、とにかく豪華でしたー!


はい、二日間にわたったパトルイユドフランスを祝うアクロバット飛行チームの祭典、各チームを目の前で比べながら見られるなんて滅多にないこと、アクロチーム好きにとって本当に最高のエアショーでした。
パトルイユおフランスはやっぱりすごい。そして空気を読まずそのフランスまで蹴散らしたイタリアの凄さ、存分に楽しみました。

かえる