Försvarsmaktens flygdag 2018

はい!続きです!


さて、もう少し、地上展示行きましょう。なんせここはSAAB天国。そういうの、いますよ!

会場の奥へ行ってみると…いたー!!!!

なんか見たことある!2ヶ月ぐらい前にフィンランドで見た気がする!でましたJ 35、ドラケン!本日も飛ぶ気満々です!!!

正面から見てもなんか独特!って、違う機種ですが。こっちはJ 37かな。ビゲン。初めて見た!飛ぶ気満々!

ほんと、独特の形してますよね。ここ2,3年、毎年RIATに参加するようなことを言いつつふたを開けると出てきません。困ったちゃんです。

2階建て!?後席のムリヤリくっつけた感が最高です。たしかにこれならF-4みたいに後席から前が見えないってことが起きないですね。こっちはSK 37です。SKって練習機型?北欧っぽい迷彩が良いですね。

威風堂々。

真正面撮った!けど左翼切れてるし。水平出てないし。ぜんぜん気にしない。

並べてみました。手前の樽みたいなのはJ 29って言いますよ。かわいいですね。

煽り気味にとると草原の飛行場にたたずんでるみたいでちょっといいです☆

こんないい天気。裏番組のラドムは悪天候だったようです。可哀想に。だからこっちおいでって誘ったのに。

はい、やっとですがフライト行きましょう!暗い雲をバックに、まるで絵画のような感じになりました。デンマーク空軍が飛びます。SAABエアショーですが先発はデンマークのF-16でした。

これより前にC-130の物量投下などもやっていました。凄く低いところで落とすもんだから、どかんどかんと荷物が地面にぶつかる音が聞こえてきていました。大丈夫か(笑)

デンマーク空軍のデモフライトを見たのはまだ2回目です。なぜかあまり外国のエアショーで飛ばないんですよね。こんなかっこいい塗装してるのに!

プログラムは存在しますが、意外に緩く、時間通りに飛びません。で、出ました、J 35 ドラケン!今年はフィンランドでも見ているので、なんとこの年3回目の撮影です。これまで見たことなかったのに!横から見ると意外に普通の形なのですが…

平面系はこう!三角なのか、なんなのか!なんだこれー!!

どーん。ドラ犬かわいい…

長閑な北欧の空。でもね。寒いんですよ。。。ほら、みんな厚手の防寒着を着ています。8月ですよ!?真夏にこれって12年前にエレメンドルフに行って以来だわ(笑)

続きましても北欧仲間、ご近所フィンランドからやってきましたF/A-18!今年はRIATでベストソロデモにも選出された同国のデモフライト、ここでも圧巻の飛行でした。

そしてー、来ましたー!!AJS 37ビゲンです!ビゲン初めて見た!!AJSです。グリペンはJAS。戦闘、攻撃、偵察の頭文字でしたっけ?

変わった形だなあ。SAABは独自の戦闘機を作って凄いんだけど、形もとてもユニークですね。

この角度から見ると意外に普通。パキスタンのJF-17に似てる。つまりMiG-21にどっか似てる。

が、前から見ると全然違う。こんなユニークな形の戦闘機、ほかには見たことないぞ。三角形の秘密だね。

そして主脚がごっつい。これも荒れ地でも運用できるように、とかなのかな?ヒストリックフライト、こんなのも維持してくれてうれしいですね。(と言いながらこれまであまり気にしたことなかったけど。)

これ!飛ぶんです!J 29!!こんな形なのに、なかなかの運動性でした。他にもJ32とかJ34も飛びましたよ。J 34はハンターですよー。ハンターさんにもJのナンバーを振ってるんですね。

でね、ヨーロッパのエアショーでは晴れててもどっからともなく低い雲が来ることはよくあること。それがいつまでも続くのは前年のサニコルで懲りました…この日も早朝の天気が良かったけどやはり期待はせずにいたら案の定。低そうな雲が続々と。あれれー。

でもぜんぜん問題ありません!待ちに待った、見たくてしかたがなかったTeam60、登場です!!何年も待っていよいよ巡ってきたチャンス、Team60が本当に目の前を飛んでいる。これを見ただけで目的を果たせて大満足です。

スモークワインダーのようなものを使っていますね。環境先進国のため、Team60のエアショーでさえスモークの使用は限定的と言われています。

ほら、青いんです。Team60は1974年編成でしたが、最近はずっと活動停止していてもう見られないと思っていました。そのチームを見ることができ、感無量です。

当初は、裏番組のラドム(憎たらしいから裏番組扱い・笑)に参加の情報が出ていたのですが(それでチーム復活を知った)、まさか自国のエアショーを裏切って裏番組のラドムに行くことはないだろうと思ったら、やはり裏番組のラドムからウプサラへ予定変更してくれました。さすがです!!裏番組のラドムに行かなくてよかった(笑)

限定復活のためか、この日のアクロは比較的課目数が少なかったです。過去の映像を見るともっと本格的なショーをやるチームのようですが、もう、見られただけで合格です。復活してくれてありがとうございましたー!!

そして派手なデモフライトの最後を飾るのはもちろん現スウェーデン空軍主力戦闘機、JAS-39Cグリペンです!

やはり軽々飛びますね。グリペンは軽快そのものです。

世界中あちこちのエアショーに出てきます。2017年にはインドまで出張してきていました。グリペンの売り込みをかけていますからね。ご近所のタイから借りるのかと思ったら本国から直々に機体も持ってきてましたもんね。SAABさん、気合入ってますね。

少し前にスウェーデンのグリペンデモチームのパイロットさんとお友達になり動画提供とかしていたのですが、はて、そのピー太はどうなったのでしょう?もう違うパイロットが飛んでいるようですが、2019年4月現在、チームの公式ツイッターはいまだにピー太のアイコンを使っています(笑)

全てのデモフライトの後、スペシャルプログラムがあります。お。迷彩ビゲンが離陸したよ!?

覚えた。SK37。覚えた。2階建て飛行機。覚えた。

お!J 29も!!そういえばこの日初めて見た機種ですね。

そしてこれはJ 32です!これもこの日初めて見た!!

はい、なんと神々しい光景でしょうか。歴代SAAB戦闘機の編隊飛行です!この編隊で何度か旋回して見せたり、SAABエアショーの最後を飾るにふさわしい、素敵な演出でした♪それにしてもグリペンのかっこよさが際立ちますね;

すべての出し物が終わり、SAABエアショーは大満足の1日となりました。

目標のTeam60も無事に撮れたし、安心して帰ることができます。

と余韻に浸っていたら。

なんとまたTeam60が離陸した;お、所属基地に帰るのかな?と思ったら。

なんかまたアクロやってる;;ショーが始まっちゃった!?

なんと先ほどのフライトからそんなに時間もたってないのに、この日2回目のショーをやってくれました!まさかの展開!!見たかったTeam60を2回も見ることができてしまいました!

あとはポルトガルのアジャスド・ポルトガルも復活しないかなあ。。。

スウェーデンの夕空にTeam60が舞います。良いなあ。

お腹空いたからなんか買った。ケバブ扱いだったけどお肉よりお芋とレタスが多かった。お野菜好きなので嬉しいです(笑)

で、草原に座ってのんびり食べてたら、なんとまたグリペンのデモも始まったんですけどね;お食事中だしもうカメラもしまっちゃったからもういいや。ってんで、食べながら肉眼で眺めました。たまにはいいものですね、撮らずに見る戦闘機のデモフライト。イモ食べながら。

さ、ではほんとに帰りましょう。かっこわるいSK60もこうみるとかっこいいです。スウェーデン、楽しかったなあ。

ドラケンにご挨拶して、さようなら。良き1日でありました。

せっかくなので少しウプサラ観光もしましょう。良い感じにヨーロッパです。

あそこに見えるのはウプサラ大聖堂。北欧最大の大聖堂なんだとか。中に入ってみたいけど、もう夕方なのでこの日はホテルに帰ります。

はい、翌朝。ホテルで朝食。ヨーロッパだとこんな感じの品揃えですよね。ハム、チーズ、きゅうり、トマト、パン。それにベーコンと少しソーセージ。

この日は大聖堂に入ってみました。とても大きく、荘厳な空間でした。日曜日ですので、このあとお祈りの時間があるようで、観光客は早めに撤収です。

なんかヨーロッパで観光するたびに大聖堂に入ってる気がする;ケルンは凄かったねえ。

ところでこれを書いている今、パリのノートルダムが火災に見舞われています。
何百年もそこにあった大聖堂が、今、現在、この時代に、おそらくは修復工事の影響で燃えてしまうのは歴史に対して申し訳ない…と思ったのですが、大聖堂ってだいたいいつもどこかしら修復工事をしてるものなのでそれが原因で燃えたとしてもそれは現代だけの問題ではないし、これも長い長い、ここまでとても長かった、そしてこの先もとても長い長い壮大なパリの物語の中ではひとつの出来事に過ぎないことになっていくのかな、という気がします。大聖堂を見てるとそんな事件にさえも荘厳な歴史を感じました。

今後ノートルダムが修復されるとき、元のノートルダムをそのまま復元するのか現代の技術を最大限取り入れた最新版になるのかはよくわかりませんが、仮に最新版になるとしても嘆かわしいことではないと思います。それは、ノートルダムがいまも現役で寺院として機能しているからであって、西暦1,500年Verのノートルダム、西暦2020年Ver.のノートルダム、と、その時々の姿で良いと思うのです。例えば日本の姫路城や彦根城、犬山城のように「現在はその機能を果たしていないが、当時のものとして大切に保存している」というものであれば、その当時の姿を極力残すべきだと思います。ですが、ノートルダムは違います。今も、生きているのです。活きている、というべきでしょうか。だから、大阪城や名古屋城がコンクリート造り(名古屋は木造に作り替えられるらしいですが)で再現されているのが無粋だと言われるのとは全く違い、ノートルダムにはその時その時の姿があって良いと思います。今後何百年と続くであろう歴史の中で、きっと何度も建て替えられます。だから、今回は、今この時代のこのバージョンとして記録される、そういうことだと思います。

すみません、話すぎました。

ウプサラ城を目指します。柔らかい日差し。

ストックホルムの市街地に行こうかとも思ったけど、ウプサラ観光にしてよかったなあ。たぶんストックホルムへ行ったらそっちも楽しめたとは思うけど。

町中はどこもこんな感じでお花がいっぱいでした。こういう町をお散歩するの、好きです。

さあ、帰ろう。空港にて。
次のエアショーにこれをかぶっていくと確約するならお土産に買っていこう。とツイートしたのにみんな「いいね」するだけで、誰も我こそは!と名乗り出なかった。腰抜けめ。そんなことではバイキングにはなれないぞ!


はい、裏番組のラドムに行かず一人でほにゃほにゃ行ったスウェーデンでSAABスペシャルのとても素敵なエアショーに巡り合うことができました。欧州の大規模エアショーとはまた違う魅力を発見した気分です。

長年の念願も一つ叶い、感謝、感謝です。ありがとうございました。


かえる