LASVEGASにいっちゃいました♪

11月15日。

やっと帰れるよ!そして・・・。やっぱりネリスは聖地なのかも。

待合室の椅子はぜんぶ座っちゃってて空いてない。
仕方なく柱にもたれてボサーと眺めていた。

いろんな人がいておもしろい。
南米帰り?みたいなお兄ちゃん達は変な服に変な楽器で今にも演奏しそう。(爆笑)
旅行会社の添乗員に詰め寄ってるおっさんとかも。添乗員のせいじゃないんだからノースウェストの職員に言えよな。

そんなこんなでしばらく経って、やっと搭乗開始のアナウンスが。

ほーんとに帰れるのかー??なんてもうぜぇんぜん信じちゃいなかった。

まあ、なんとか乗りはしたんだけどね。

隣は幸い誰もいなかった。
一席開けてその隣は良く分かんない兄ちゃん。

そして前や周りは中国人集団・・・
あのー、決して国民差別じゃないですけど、良いですか。
ハッキリ言ってあなた方うるさいです。
大声で騒ぎすぎ。

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座席ポケットに入ってる機内誌をめくっていたらある広告ページで目が留まった。
時計なんだけどさ。クロノグラフのサンダーバーズモデル。さすがアメリカ。
日本の機内誌ではブルーインパルスモデルの時計の広告を見たことがある。
どこの国でも最高のパイロットってのはやっぱり空軍アクロバット飛行チームの人たちなんだろうか。

結局、今回の旅でもなぜネリスが「ファイターパイロットの聖地」と言われているのかは分からなかった。

メッカやエルサレムのように、何かがあるわけではない。
でも、たしかにそこには文字通り限りなく広い空があり、そして、アメリカ空軍最高のステータスであるサンダーバーズがいた。
ブルーインパルスが初海外展開を果たした地でもある。

目には見えないけど、たしかに、何かあるのかもしれない。


そんなことを考えた時、少し背中がぞくぞくした。
そうだ、5年前のあの日、ネバダの砂漠の真ん中にぽつんと立って、
広大な空へ次々と上がっていく戦闘機の群をいつまでも眺めていた時と同じように。

15年目にして初めてのネリス遠征は確かに「聖地巡礼」だったのかもしれない。


つづく