台湾空軍清泉崗基地(CCK)オープンハウス

6月5日、台湾中部、台中にある台湾空軍清泉崗基地でオープンハウスが行われました。
日程変更がよくあることで有名な(?)台湾のオープンハウス、今年も花蓮などが変更になり、
清泉崗もぎりぎりまで心配しましたが何とか無事に開催の運びとなりました。

当日は低い雲と強風に見舞われ、フライトも若干の影響を受けましたが、
基本的には珍しいものがいっぱい見られた収穫の多い一日でした。

ここは台湾の国産戦闘機IDF-経国-が配備されている大規模な基地でもあり、
オープンハウスはそのIDFが編隊飛行を披露、さらにF-16も展示飛行を実施しました。
予定ではミラージュ2000の編隊飛行も組まれていましたが当日の低い雲と強風のためか飛来せず、
また、アクロチームの雷虎小組も3パスを実施したのみに留まりました。

しかし、台湾でしか見られない独特の戦闘機や練習機の飛行とあって、こちらの満足度は充分です。

地上では空軍儀仗隊のドリル演技やIDFへの武装搭載デモなど、盛りだくさんでおこなれました。

ちなみに、CCKという表記は清泉崗の台湾語発音「ちんちゅあんくぁん」をベトナム戦争時に
アメリカ軍関係者が発音できず、便宜的に「CCK」としたことから、今もその呼び名が続いています。

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台北から台中へ新幹線で約1時間、1,500円ぐらい。安いです。

はいー、まずは新幹線!日本の700系が基だそうです。中身もほぼ同じでした。英語で入るアナウンスもそっくりでした。(笑)

台北からずっと雲が低くて、もう、ハラハラドキドキです。台中に近づくにつれてだんだん明るくなってきたのでホッと一安心。。。

台中駅から基地まではタクシーで約20分でした。料金約1,200円。安いです。
ちなみに、今回の旅行で現地で使ったのは約18,000円(空港-台北バス、台北-台中新幹線、タクシー、2泊宿泊、食事)。めっちゃ安いです;;

基地正門に到着しました。なんとまあ、ゲートの外にいきなりこれ!!F-104、しかも複座機が文字通りのゲートガードでどかーん!!といらっしゃいます。「Ching-Chun-Kang」をアメリカ人は発音できなかったそうですね。。。

そう、ブルーインパルスがブルーインパルスになる前、「天竜」をアメリカ管制官が発音しにくかったのも有名な逸話ですな。。。

CCKはめっちゃ広い基地です。正門からエプロンまで歩いたら30分近く掛かりそうだなあ、と地図を見て嘆いていたのですが、皆さんについて行ってみたら、あら!!バスがあるじゃないですか〜!(*^▽^*)よかった、よかった!

はい、バスに乗りました。これに揺られて約5分。頑張れ、バス!

さて、海外のエアショーで会場について一番最初にすることは何でしょうか!

それはね、プログラムのチェックです。海外では、事前に発表されてたプログラムは変わるのが当たり前な感じです;;トレードショーはもちろんのこと、基地のオープンハウスでも変更はザラです。日本ほど正確に、言い方を変えれば頑固にプログラムを守る国は他に見たことがありません。いろいろ制約はあるのでしょうが、そこは良くも悪くも日本的。

で、はい、CCKもこの通り。まず実行本部みたいなところに行きます。印刷したプログラムとかあるかと思ったらそれはなく、この通り、貼り出されていました。

当初、ネットに出てたプログラムではIDFのソロがあったはずですが、消えました。そして午前中にもミラージュ2000の編隊の予定が入ってたり。

はいー!!出ました、台湾空軍アクロチーム、雷虎小組!!2年前の花蓮では見られなかったので、今回とても楽しみにしていました。雷虎小組の使用機は台湾国産の自強というヒコーキです。塗装は、そのまま。特別なものではありませんが、尾翼のマークに、僅かに「雷虎」と入っているのが唯一の識別点です。

充分派手な塗装です。変なヒコーキです。(*^▽^*)

うわあ!!いいねえ、IDFの列線!!フィンチップに「CCK AFB」の文字入り。なんかかっこいいぞ!あれ?なんかひとつ仲間はずれが…(笑)

これまたジェネラルダイナミックスの血が入っていますので、若干F-16に似ています。エンジンは何ですか??オリジナル?

この機種も私にとっては最新鋭戦闘機の一つだったのですが、よく考えてみればもう15年ぐらい経ってるんですよね。時が経つのは早いなあ。というか。。。

こんな感じ。案外スマートで良い感じじゃないですか?

これちょっと違和感が!!戦闘機ってだいたい機体の左側から乗り降りするのが一般的ですが、IDFは右からのようです。扁平な機首もけっこう好き。

なんか、おばちゃんがた。民俗芸能のようなものを披露していました。一人おっさんも混じってたけどね;;

また出たよ、陸戦兵器。だーかーら、わからんのだってば;;

対空砲っぽいのや、ミサイルも。台湾は独自の兵器も多くて面白いですよね。

業者さんがいろんなパッチやグッズを売っていました。めっちゃ安いです。パッチ1枚300円ぐらい??なんか、台湾F-35のもありました;

む。。。台湾にもオタクっているんですかね;;;;

てーか、空軍のブース!何だこのノリ!!あのちょび髭はだれだ!

さて、地上展示見物に戻りましょう。これまた今となっては珍しいF-5です。台湾はこんなのも持ってます。

F-16はBでした。いま、CとかDとか入れるとか入れないとか揉めてます。最新の情報に寄りますと(2010/6/7)、来年の終わりぐらいまでには売って貰えそうな感じです。

てか、よく見ると主翼の下にぶら下がってるのってAIM-7では!?F-16で運用できましたっけ?初めて見たなあ。

翼端は-9Lかなあ。

お隣、新竹基地のミラージュです!こんなすぐ近くにこんなフランス機を使ってる国があるんですよね!ミサイルもなんか見たことない変わったのを搭載してます。

マレーシアとか、ご近所の国ってけっこう面白い戦闘機を使ってるんですよね〜。

はい、ミラージュのパイロットさんです!カメラに向かって笑顔、笑顔!どの機体の前にもパイロットさんと整備員さんがいて、にこやかに応じていました。

はい、出ました、IDF。いいねえ。これまた武装してます。翼端のはAIM-9P!?まだ持ってたんだあ。そういえば色はミラージュと似てますね。この色が台湾の基本なのかなあ。

うん、けっこう好きだ。なんせ台湾しか持ってません。超レア物です;

実は爆装してました。できるんだ。。。

こっちも経国。複座は初めて見ました♪

S-70です。いつも疑問なのですが、UH-60とかとは別物??そっくりなのに、なんで70なんでしょうね。

窓もちょっと青い感じです。

これまたどこの国にもいますなあ!C-130。見りゃわかりますか;

これはー?名前見たけど思い出すのめんどくさい。(笑)

いろいろ編。たぶん、ミサイルが出ます;

はい、出てました;;いかにも絵に描きそうな「ミサイル」ですね!

これはもう見たとおり。AIM-9Pです。Pですか、P。

これはでも、AIM-9Lや-9Mではありません。実は台湾産ミサイル、天剣1型だったりします。

そうこればこれはもちろん、天剣2型だよね。AIM-7やAIM-120と同じ、中射程の空対空ミサイルです。


長くなってきたので次のページへ!

フライトももちろんありますよ〜。(*^ー^*)

つづく!!


かえる