千歳基地航空祭2013

8月4日、北海道の航空自衛隊千歳基地で恒例の航空祭が開催されました。

当日は晴天に恵まれ、暑いなか各種の展示飛行が予定通り行われました。 

地元F-15の元気な機動飛行やここでしか見られない政府専用機のフライバイ、
さらにはブルーインパルスも参加しましたが、空域の関係か、
今年は短縮版となりました。

暑かった千歳航空祭、また画像で見ていきましょう。

ちなみに、往復とも、今話題のLCCを使ってみました。
航空祭の日はただでさえダイヤが乱れがちのため、LCCを使って大丈夫なのか
かなり心配しましたが、結果的には時間通りの運航で大変よろしかったです。

256


さて。昨年は悪天の天気予報でキャンセルしちゃったので、久しぶりの千歳です!毎年朝が早いんですよねー。昨今、どこの航空祭でも基地内駐車場は廃止されていますが、千歳にはまだあるようです。いつまで続くかな?

一昨年の航空祭でラストフライト展示を行ったF-4EJ改がゲートガードになっていました。もちろん302飛行隊です。ここ千歳で誕生し、沖縄に移り、最後は百里での活動となりました。本機は、最後の最後に千歳に里帰りしたわけです。

入場してまず、目に入るんはこれ。U-125Aの列線です。私が初めて千歳基地航空祭に来た1993年には、まだMU-2が飛んでいました。いつの間にか、変わりましたね。

お?角付のUH-60Jだ。なんか、やたらとたくさんいました。この時期にアラスカで行われる実働演習「レッドフラッグアラスカ」に空自F-15が派遣されていたため、その移動の支援かもしれませんね。ところで、その私が初めて千歳へ行った20年前、ここにはすでにUH-60Jがいました。今はめったに見られなくなった派手な機動飛行をしていました。

おー!飛行機いっぱい!首脚の数、数えると大変多いです!!

ブルーインパルスに、F-15に・・・この日、目に見えるところだけで15機ものF-15が並べられていて、さらに飛んでいる機体もあったので17機は確実に参加していました。

小さい国だと、これぐらいの数の戦闘機だけで空軍を構成しているところもたくさんあります。それを一個の基地だけで、しかも観客に見せた機体だけでこれだけあるんだから、やはり空自の規模はすごいです。

さすが201、203の2個F-15飛行隊を擁する第2航空団です!

機動飛行のために準備されていた機体には何やらワンポイントマーク付きです。

拡大するとこんな感じ。お。タイフーンマークがついてる!一瞬、キルマークかと思った(笑)

イギリス空軍のNo.3Sqnと201飛行隊が姉妹飛行隊となったようです。

ご参考に。これがイギリス空軍No.3Sqnのタイフーンです。せっかく姉妹飛行隊になったんだから、来年のRIATにF-15を送り込みましょう(笑) で、その返礼に、タイフーンに来日してもらいましょう(笑笑)

お。鉛筆戦闘機。F-104J、綺麗に保存されています。

こちらのF-15はまたまた派手にたくさんのミサイルや爆弾を搭載しています。

何回見ても気になる。F-15に爆弾。専用ラックがあるという事は、実際に使うことを想定してるんですよね。どの程度の爆撃精度があるのでしょうか。

看板撮ったぜ。毎年毎年「どうなってんだろう」とかここで疑問を呟いてないで、隊員さんにその場で聞いてみればいいんですけどね。恥ずかしいので聞けません(笑

端にもF-15がいました。

足元、足元!くまがいるよ!そうか、201飛行隊だからくまを持ってきたのかな。よそ者だけどね。。。くまモン、いろんな航空祭で見かけるようになりました…

いや、重要なのはそんなことじゃない!これ、F-15改です!おお!千歳にも配備されてるんですね!これは新しい発見でした。

二式戦闘機と四式偵察機も来ていました。それぞれ違う色だけど、それぞれに迷彩です。F-15もグレー2色の制空迷彩なんですけどね。

くま飛行隊の旗、まっかっかだぜ☆

格納庫内ではエンジンを取り外されたF-15が展示されています。取り外されたエンジンがどこへ行ったかというと…

ここにいました。ついに登場、F100エンジンのゆるキャラです!「しみず組 えんじろう」。えんじろう、陸自の隊員さんに記念写真をせがまれ、しかもかなり力強い握手を強要されていました(笑)

大型機の列線もありますよ。手前のハークは、KC-130仕様機でした。先ほどの角付UHとセットな感じですね☆

これなんだ?T-34?以前は救難捜索機として使用されたようです。へええ。それは知りませんでした。

政府専用機はやっぱり大きいなあ。それにしても、夏だなあ。

会場を広く眺めます!なんか、北海道だなあ。そしてなんだか白っぽい。暑いのです。(笑)

はい!出ました!最近のマイブーム、ブルーインパルスのレアパッチさんです!
ここでも一人、発見できました!よく見てよ、DOLPHIN DISP って書いてあるでしょ。
同じデザインの「DOLPHION KEEPER」さん(整備員)は会場内でたくさん見かけますが、
実はよくよく見ると、このように違う文字の隊員さんがごく少数混じっているのです。

パンフレットを配り歩いているみなさんの中で、本当にごく少数です。
ユニフォームは同じなので、まるで、ひと昔前に流行った「ウォーリーを探せ」状態で、とても楽しいのです。

ところでこの「DISP」さん、飛行管理要員と言いまして、各パイロットさんの飛行時間を管理したり、そういう業務を行っています。他にレアパッチさんは救命装具の「LIFE SP」さん、補給員の「SUPPLY」さん、そして総務員の「ADMIST」さんがいるはずです。

いままで前者3名はお見かけしましたが、ADMISTさんがなかなか見つかりません…なかなか展示飛行に帯同することも無いようで、これはもう、コンプリートするには松島基地航空祭が復活するのを待つしかないかもしれません。

さて、展示飛行も見ていきましょう!少し雲が出ていますが、問題ありません。

F-15に続き、政府専用機もフライバイです。

おー。綺麗だなあ。各航空会社からB.747が引退し始めています。民間に整備委託している政府専用機も、いつまでもB.747のままという訳にはいかないのかもしれませんね。

U-125Aはとっても静か。こういうのも良いなあ。

オープニングの動画です!クリックでどうぞ☆

救難展示が始まりました。千歳救難隊は、UH-60Jを2機飛ばして豪華に見せてくれます。

知ってます?この手のヘリコプターって、操縦系統の配線やワイヤー類は背中側に乗せられているんですよ。下から撃たれても操縦不能にならないように。

降りてきた!昔の黄色い塗装はなんだか可愛げがありましたが、今のこの濃紺は凄みがありますね。

これでコンバットレスキューなんかやったら、とっても迫力がありそうです。

救難展示ももちろん動画がありますよ!見てくださいね!

お!さっき端にあったくまモン戦闘機がエンジンスタートしています!もとい、F-15改が、でした!

なんか黄色いの降りてきた。ポケモンジェットだ!そろそろ引退のようです。。。ピカチュウとのお別れ、さびしいなあ。

F-15がぞろぞろと出ていきました。大編隊に向けて、離陸します。

おー!行った行った!12機ものF-15が連続でABテイクオフする様は圧巻です!また引き合いに出しますが、私が初めてここに来た20年前、なんと16機のF-15でダイアモンド編隊を組んでいました。「100万カラットのイーグルダイアモンドです!」のナレーションが忘れられません。その時の動画も、ぜひ見てくでさい。すごいですよ!(動画)

さて、オープニングの機体はまだ降りていません。なんと、政府専用機・F-15、U-125Aで混成編隊を組んでくれました。これもなかなか見られませんよね。

この動画もご覧ください。大型旅客機と戦闘機の編隊、なかなか珍しいでしょ(動画)

政府専用機が降りてきました。さすがにB.747はとんでもない大きさだなあ。


さあ、展示飛行の途中ですが、次のページへ続きます!


かえる