Meeting Aerien 60 ans de la Patrouille de France 2013
5月26日にフランス南部のサロンドプロヴァンス空軍基地でエアショーが開催されました。
ここはフランス空軍の空軍士官学校が所在していますが、同空軍のアクロバット飛行チーム、パトルイユドフランスの所在基地でもあります。
今回はその60周年を祝う大規模なエアショーで、ヨーロッパ各国からアクロバット飛行チームが実に8個も集結、
風が強いものの快晴に恵まれ、とても華やかな一日となりました。
前日にも関係者向けのエアショーがあり、その観察もしましたので併せてお伝えします。
さっそく行っちゃうぜおフランス!今回は成田から夜のエールフランスで飛んでいきます。パリ便は遅い時間にあるから使いやすいですね。
機内誌にパトルイユおフランスの60周年に関する記事が出ていました。おフランス語だったから読めなかった…
エールフランス。なんだかお食事が豪華な気がする。さすがおフランス。そしておいしかったぞ。さすがおフランス。
朝食もほら!なかお洒落!作ってるのは日本のケータリング会社でしょうけど;クロワッサンつきですしね。カニみたいな。
さて、早朝にシャルルドゴール空港に到着し、さっそくタクシーに乗っています。枝分かれさん。パリからサロンドプロバンスへ行くには、国内線に乗り継がねばなりません。しかしですね、最寄りのマルセイユまでエアショー開始に間に合うように行くには、シャルルドゴール空港からの接続便では間に合わず、パリ南部のオルリー空港へ行かねばなりません。成田から羽田へ行くようなイメージをしてもらえばいいかと。(距離はもちろん違いますよ)
はい、オルリー空港到着!
朝7時発のマルセイユ便に余裕で間に合いました。
おー。おフランスの澄んだ青空。南仏を目指しますぜー。
マルセイユ到着直前、なんとサロンドプロバンス基地上空を通りました。
で、ほら、デジカメでびゅーんと撮ってみたところ。おお。アクロバット飛行チームらしき列線がたくさん!!すごーいい!!!!!世界のアクロチーム集めをしている私にとってこれほどの絶景はありません!
画面左の赤ダニみたいに写ってるのはポーランドのイスクリーですね。画面右の方、列線が途中で切れちゃってるのが今回の主役、パトルイユおフランスのようです。
他は次の写真で見てケロ。
はい、上から順にイギリス空軍レッドアローズ、少し開けてイタリア空軍フレッチェトリコローリ、スイス空軍パトルイユスイス、そしてスペイン空軍パトルーラアギラです。
凄いな。イギリス・フランス・イタリアの欧州御三家が揃うだけでなく、欧州でもメジャーなジェット機チームであるスペイン、スイス、それにポーランドまで参加とは。欧州の主要ジェット機チームで来てないの、フィンランドだけじゃん!すごいなー!!直前にロシアのストリジィがキャンセルされてしまったのが惜しまれます。
写ってないけどベルギーのレッドデビルズも来ています。なんというラインナップ。さすがパトルイユおフランス60周年!
はい、そんな感動をしているうちに到着しましたマルセイユ。やってきました南仏へ。
なんかここにも派手でかわいい飛行機が並んでるぞ。なんだこれは?
消防の飛行機だったようです。違ったっけ?お揃いの派手な塗装の飛行機が並んでいると、まるでアクロチームのようですね。
本日午後からリハーサルがありますのでね、路線バスに乗ってサロンドプロバンスを目指しますよー。
明るいなあ。南仏だなあ。
はい、たどり着いたぜサロンドプロバンス!この画面の中にバス停があるんだけど、わかります?よくまあ、こんな初めて来た土地で路線バスに乗る気になったもんだと今になって思う。。。いや別に、難しいことじゃないけど、調べるのめんどくさいよね。。。(笑)
木陰を歩き…
南仏だなあ、と、日の当たる白い道を歩き。
辿り着いたぜサロンドプロバンス!おー!さっき上空から見た列線があるよ!すごーい!!
今回の主役!がんばれ!!
滑走路エンド、草原に風が吹き抜けます。明るく、暖かく、さわやかな風が吹き抜ける。ゴッホの絵画のような南仏のイメージだなあ。
と思うでしょ?
それがもう、寒い寒い。ミストラルっていうんですかね、強い風が吹き荒れ、時折雨雲も流れてきてザーッと降るんです。寒い寒い!!イメージと違うぞー!!(笑)
お、さっそく飛び始めました。最初はなんと、マジステールとパトルイユおフランスのアルフャジェットの編隊機動でした。これはエアショー当日にはなかったスペシャルイベントでしたね☆
続いてはフランス空軍、ラメックス・デルタの登場です!ミラージュ2000の2機編隊が高速で模擬対地攻撃を行います。凄いスピードで飛び回るので撮るのも大変だったわあ。
時々雨が降るので、脇の林の木陰に避難したりします。始まったばかりなのに、すでに耐久戦の様相を呈してきました。
と思えばすぐ晴れる。今度は同じくフランス空軍のラファールですよ。フランス空軍の主力機ですが、今回のエアショーの主役はこれじゃない。
そう、こちら、フランス空軍アクロバット飛行チーム、パトルイユおフランスです!違った、パトルイユ・ド・フランスです!ところでこの名前、日本語にすると「フランスの編隊」という程度の実にシンプルなものだったりします。
この年60周年を迎えた同チーム、今回はそれを祝う華やかなエアショーで、各国のアクロチームもやってきています。今回の主役の座、精一杯務めていただきましょう!
世界TOP3に入る実力です。見ていてとても面白いショーをします。さすが欧州御三家の一角といいましょうか、これは本当にすごいです。今回も60周年を迎え、やる気満々で登場しました。
ところでほら、フランス空軍アクロバット飛行チームの基地脇で、のんびり空を眺めるってほら、なんか漫画がありませんでしたっけ?エリア51?違った、それはイチローさんの守備範囲か。(それも違う気がするけど;)
が、このエアショーで一番印象に残ったのはこちら、パトルイユドフランスではなくイタリアのフレッチェトリコローリでした…世界一と名高い同チーム、今回も空気を読まずパトルイユおフランスまで蹴散らし、南仏の空をイタリア色に染めました…少しは配慮しなさいよー!!(爆笑)
赤ダニじゃないよ。レッドアローズだよ。はい、フランス・イタリアとならび、欧州御三家の連続アクロでした。これだけでももう大満足ですが…
まだ終わりません。続いてスペインのパトルーラアギラ!欧州では後発組ですが、すっかりお馴染みになり各国でじゃんじゃん飛んでいます。上位3チームが強すぎるのでなかなか印象に残らないのですが、これはこれで良いものですよ。
続いて登場はヨーロッパでは珍しい戦闘機のチーム、パトルイユスイスです。多数の練習機で雄大・ダイナミックに見せる他国と上手く住み分けましたね。
ところで名前がややこしいのでちょっとまとめましょう。
フランスは、パトルイユ・ド・フランスです。(パトルイユおフランスは私が適当にそう呼んでるだけです;)
スイスのは、パトルイユ・スイスです。ドが入りません。
スペインは、パトルーラ・アギラ。
ね、似てるけどそれぞれ違います。
それぞれ違うと言えば、編成数も上手く住み分けていますよ。
パトルイユスイス(スイス)…6機編成
パトルーラアギラ(スペイン)…7機編成
パトルイユドフランス(フランス)…8機編成
レッドアローズ(イギリス)…9機編成
フレッチェトリコローリ(イタリア)…10機編成
面白いものですね。他にもミッドナイトホークス(フィンランド)は4機だとか、いろいろあります。
翌日に登場するポーランドがまた面白いので、それは次のページで♪
と、このあたりで前日公開は終わったので、路線バスで本日の宿泊地、サロンドプロバンス市街地へ向かいます。
駅付近からぶらぶら歩いてホテルへ向かいます。
はい着きましたあ、今日のホテル。外国のホテルって高速WiFiって書いてあっても凄い遅いよね。ここも全くつながらず、、、。
まだ明るいのでサロンドプロバンスの観光に行きましょう。小さな町なのでくるっと回れます。
うーん。きのこみたいな苔むしたこれはなんだろう?どこのこのきのこ♪
お!さすがパトルイユおフランスの町!グッズがあります!日本でも矢本町あたりはブルーインパルスを全面に押し出してますし、アメリカもペンサコラの町がブルーエンジェルズを大々的に取り上げていました。やはりアクロチームというのは地域にとっても財産なのかもしれませんね。
要塞が見える…行ってみたいけど遠いから行きません。
城郭都市っていうんですかね、なんだか門の内側にギュッと詰まってる町でした。
これなーんだ!どっかでみたことあります?
よく見てくださいよ。ノストラダムスって書いてあります。あれです、あれ。ノストラダムスの大予言!大予言ですよ、大予言!ただの予言じゃない、大予言!!1999年に地球が滅びるってやつ。いまならそんなデマを流したら逮捕されます。いや、デマというか、本当に本人がそんなことを言ったのかはよくわかりませんが、80年代までの子供はみんな信じて恐れをなしたものでした。結局なにも起こらなかったねえ!それから20年たち(って、これを書いてるのがエアショーから6年もたってからとバレバレですが;)、すっかりノストラダムスも忘れ去られてしまいました。あれほどの有名人だったのに。
で、そのノストラダムスさんが、人生の最期を過ごしたのがここサロンドプロバンスだったそうです。ここはその終の棲家だったようです。
教会。こういうの好きなんだ。
へっぉきttyのグッズも売ってました。へっぉきtty。Hello
Kitty。バーバパパもいますね。
なんか勝手に観光案内になってきたので、エアショー本番へ続く。