はい、北欧のはずがいきなりビール飲んでお好み焼き食べてますが…；；Försvarsmaktens flygdag 2018
8月25日、スウェーデンのウプサラ基地へスウェーデンエアフォースデーというエアショーを見に行ってきました。
スウェーデン。あまりエアショーをやっている印象のない国ですが、なんか目玉があるの？と言われれば、もちろんです。
なんせSAABのお膝元、遡ればビゲン、ドラケン、そしてグりペン、超有名人気戦闘機を次々と世に送り出す、
いまどき珍しい一国で独自の機種を作り上げる航空大国です。
そしてヒストリックフライトとして古い機種も維持、デモフライトをさせている、とても暑苦しい、もとい、熱い国なのです。
そのため他のヨーロッパ諸国のような近隣諸国から大挙押し寄せ食傷するほど飛ばす暴力的なエアショーとは一線を画し、
自国SAABの歴代戦闘機をメインに据え、他国機はご近所の北欧国からちょっとお借りする程度の、
とてもローカルだけど他ではなかなかやれないとても濃いエアショーを見ることができました。
とはいえワタクシ、古い機種にはそんなに興味はなく、最新鋭機がばんばん飛ぶ方が好きなのですが、なぜ行ったのかと申しますと！
はい、ワタクシのライフワーク、「世界のアクロチーム集めですっ☆」を前進させるとても重要なポイントがあったのです。
なんと、ずーっと活動停止していた、もう消滅したと思っていた、でも世界のアクロチーム集めですっ☆を完成させるにはどうしても必要だったのに撮れなかった、
あのスウェーデン空軍アクロバット飛行チーム“TEAM60”が参加するとアナウンスされたのです！！
ぎゃーーーーーっっっ！！失神っ！！
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…すいませんちょっと失神してました。
ここ最近復活したような噂は聞いていたけれど、やはり活動を再開している、
そしてここに参加するとなれば、いま撮らなければまた停止してしまうかもしれない、
あちら側へ消え去る前にせめて…この魅入られた魂に祝福を！違ったそれキリン、
ということで、え？行きますよ？とうぜん。みんなに内緒で。教えてやるもんか。
だってみんなラドムで盛り上がってるのに誘ってくれなかったもん。教えてやるもんか。（笑）
だって三角形の飛行機がいっぱい飛ぶんだよ？
三角形の秘密はね、教えてあげないのが太古からの慣わしじゃないですか。
奥さんにだけはちゃんと言うけど。
とまあ、長くなってすみません。とっとと北欧へ行きましょう。
はい、北欧のはずがいきなりビール飲んでお好み焼き食べてますが…；；
はい、今回の旅は関空からタイ航空にてスウェーデンを目指します。いわゆるひとつのプライオリティパスですね、世界中の空港でラウンジを利用できるあれ、なんと関空ではラウンジが少ない代わりに「ぼてじゅう」をラウンジとして利用でき、かなりの値段分を無料で頂くことができるのです！！3,500円だっけ？すごいよねー！！（2018年現在）
ぼてじゅう、おいっしいよー。とってもおいしい。ビールもおいしい。1杯しか飲んでないのに酔っ払いおじさんになったり、楽しい旅の始まりです。
まず関空→バンコクはなんと最新鋭A350でした。旅客機はさっぱりわからないので、787だとばかり思っていました。垂直尾翼上に取り付けられたカメラ、面白いですね☆
バンコクで乗り継ぎ、エアショー当日早朝にたどり着いたぜストックホルム！
ウプサラはストックホルム空港からバスで45分程度のとても近い場所にあります。早朝に到着し、エアショーに充分間に合います。
ストックホルム空港からは鉄道も出ていますが、なんと乗車券以外に駅への入場に結構なお値段のお金を取られるため、バスで移動することに。
辿り着いたぜウプサラー！！お。ここか。数日前に、水没した駅でウォータースライダーみたいに遊んでるおバカな若者の画像が世界中にばらまかれてたウプサラ駅。そんな聞いたこともなかった町の名前を自分がやってくるほんの数日前にニュースで見ることになるなんて。嬉しくて思わず写真撮っちゃったじゃないか。
ウプサラ駅からはエアショーへのシャトルバスが出ています。スウェーデン人は飛行機が大好きなようです。結構な人数が並んでいました。が、バスがたくさん来るし、同時にたくさん乗車させるので、回転はかなり早いです。
これは日本も見習ってほしいものです。3台ぐらい同時に乗せてどんどん発車させればかなり効率良いですよね。これ、欧州のエアショーではスタンダードです。まあ、日本でこれをやったら「あっちの列より先に並んでたのに」とかなんとかぶーぶー言う人が出てきそうですが、そんなの知ったこっちゃありません、全体最適を考えられないひとは放っておけばいいのです。（RIATは日本式でだいぶ並んでるけど…英国人バカちゃうか…；）
ということで！やってきましたウプサラ基地！！おー！！！ビゲン！！ちがったっけ？ドラケン？か。
スウェーデン空軍は持ち回りでエアショーをやっているようで、この年はストックホルム近郊のウプサラで開催されたのは幸運でした。
もちろんエアショー開始に余裕で間に合います。
念願のスウェーデンエアショー。おお。念願のTeam60が。送り出してくれた奥さんに感謝。
はい。Team60の幟とともに展示されたこれ。とってもかっこわるい飛行機ですが、これがTeam60の使用機、SK60です。
ほらね。へんな形でとってもかっこわるい。SK60はSAAB105の練習機型です。
ネタバレしますとですね、Team60って名前は、実はそのままSK60のチームだよって意味です。
スウェーデン空軍のディスプレイチーム（あえてアクロチームとは書かない）はSAAB製品のプロモートを兼ねて編成される場合もあり、その機種の名前を冠することが普通です。
Team60以外にも、一時期、グリペンを売り込む目的で複数機のチームが編成されたことがありました。専用塗装やスモークはなかったようで編隊飛行中心だったようですが…
そういえばこの日もグリペン4機のチームが飛んでたなあ。模擬空戦やってました。
Team60はそのままアクロチームとして活動させられたため、ちゃんと専用塗装の綺麗な機体が存在します。これは後程、登場します。
はい、ご近所デンマークからのお客様。F-16Bがやってきました。複座機って好きだなあ。
デンマークはF-16を最初に輸入した4ヶ国のひとつでしたっけ？違ったっけ；
ということで、最初期型のF-16を持っていたわけですが、そりゃもうきっと改修されて中身は強いんでしょうねきっと。そのあたりのことはよくわからない。
見た目がF-16なら全部F-16。日本の青い飛行機もF-16。F-16J。とは思わない。F-2はやっぱり特別。
翼下パイロンになんかセンサーが付いています。
前もね、ほら。目玉がついてますよ。なるほど、パイロンにセンサーを付けるとは、目からうろこでした。
そして！グリペン！いつもは1,2枚写真を撮るだけのグリペン！
なんせこの国では主役です。会場中央に、どーん！と展示されました。私も気合を入れて撮ってみます。
ミサイルもいっぱい搭載しています。
ほら。強そう。
こんなのとか。
あんなのとか。（ミサイル名が出てこないのは、よくわからないから…というのは内緒です；；）
2機ならんでいました。グリペンEはどうなるのでしょう。
かっこいいデザインのパッチを売ってたぞ！これはいい！シックでかっこいい！でも買わない！スウェーデン、物価高いんだもん。節約だぜ。
パッチ集めね、結構好きなのですが最近だいぶ落ち着いてきて、「空自の何か記念もの」や「空自のジョークパッチ」と、買うジャンルが決まってきました。
最近、航空祭でも部隊がデザインしたものではない業者さんオリジナルのもどんどん売れてるようですが、私はそういうのには特段の興味はないです。
パッチはもともと部隊や職種を表したり、演習参加や何かの重要なマイルストーンの証だったり、“部隊何周年”などの記念に作成されるなど、それぞれ何かしらの意味があってのものなのですね。そういうのがほしいんです。デザインも凝ってて面白いし。
なので、業者さんオリジナルの飛行機グッズとしてのパッチは別にいらないかな…。もちろん悪いとかじゃないですよ、そういうジャンルという話ですから。
もっとも、部隊作成品の本物はもちろん一般販売されることは稀ですので、ほぼ手に入りません。良くて部隊が許可したレプリカ品。これは喜んで買います。部隊の許可があれば公認品と言えますからね。
気を付けないといけないのが許可があるのかどうかも不明な偽物…あえて偽物と書きます。こういうのは買わないようにしています。判断は難しいものですね。
ところで最近、外国も含め、部隊が記念で作成するのはパッチよりもチャレンジコインが主流になりつつありますね。むむ。手を出すか出さないか、目下迷い中。
パッチも刺繍のものからラバー製に移行しつつあるようです。
閑話休題。グリペン。ほっそい！！小さいF404エンジンがぴったりサイズだもんね。局地戦闘機…ではないんだけど、厳しい環境下でも柔軟に運用できる思想で作られているのでしょう。ということにしておこう。
ちっさいです。かわいいです。グリペン。そしてスウェーデン人はYoutubeでグリペンの動画を見るのが大好きなようで、毎度あり…って感じです。
はい、地上展示続きます！
正直、H-60系の機体は60なのかS-70なのか、わかりません…
ごっつい！かっこいいい！！！NH90ですか？これ。角ばったヘリコプタはみんなNH90に見える。興味が薄いと途端に判らなくなる。戦闘機に興味を持つ前はMiG-29とF-15の区別がつかなかった。今でも昔のプロペラ戦闘機は全部ゼロ戦だと思ってる。
（※コメント募集中）
スウェーデン、面白い飛行機も持っています。AEW機なんでしょうね。
何が面白いって、垂直尾翼が…ギザギザです。大根おろしを作ったり。ぶつかった鳥をスライスしたり。
ところでスウェーデンの国籍マークはかわいいですよね。あっちもニコニコ。
こっちもニコニコ。
色つきニコニコ。
大型機の列。アメリカ空軍もC-17で参加していました。
つぎ行ってみよー！
ということで、フライト編へ続きます。